2月10日(土)FUJI XEROX SUPER CUP
川崎フロンターレ - セレッソ大阪 (13:35KICK OFF/埼玉)
試合写真・コメントなど チケット
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 明日の「FUJI XEROX SUPER CUP」で、セレッソの2018シーズンが本格的に始まる。天皇杯優勝チームとして挑むこの大会、もちろんセレッソにとっては初めてのことだ。もっとも遅くまで昨シーズンを戦い、もっとも早く新シーズンの公式戦を迎えるというのも、新鮮な経験。2017年の高揚の余韻と相まって、いつもと違う開幕直前のひとときだ。

「FUJI XEROX SUPER CUP」の相手は、川崎フロンターレ。ルヴァンカップ決勝からJリーグ最終盤の激しい戦いぶりは記憶に新しく、今のJリーグを代表する強豪だ。川崎F担当の江藤高志さんの対戦チーム原稿 からも、その勢いが伝わってくる。大久保嘉人選手の復帰も非常に興味深いところだ。

 柿谷曜一朗選手も、相手の強さは十分に感じていると話している。
「川崎のあのタイトルの獲り方(J1リーグ優勝)は、本当に獲るべくして獲ったという感じだった。このチームはこれから強くなっていくんだろうな、と思わされた」。そして、自軍については、「セレッソも去年でやっと土台ができたという形。大きなクラブになっていくスタートラインに立てたと思う。勝つべくして勝つ、そんなチームになっていかないといけない」とも。昨シーズン、タイトルを分け合った2チームの対戦。どんな展開になるか、楽しみにしている。

 2年目の采配となる尹晶煥監督に、「FUJI XEROX SUPER CUP」への意気込みを聞いた。
「もちろん勝負に勝つことは大事ですが、大きなケガなく終えることが必要です。中3日でACLが控えていて、それは川崎も同じです。今回に関しては、様々な選手を替える選択ができる(交代枠は5選手まで)ので、公式戦でいろいろな選手を試すことができます。その上で、いい結果が出せるとよりいいと思います」と、リアリストらしく冷静にとらえていた。

 舞台は、埼玉スタジアム2002。昨シーズン、2冠を獲得したセレッソにとってゲンのいい場所。「そうでしたね。今年はまた新たに作っていけばいいのかなと思います」と、尹監督。3たび歓喜の瞬間を迎えることができるかにも注目したい一戦だ。

文・横井素子

ルヴァンカップ、天皇杯を獲ったゲンのいい場所。なんとしても今回も!!


◆横井素子 プロフィール
奈良県奈良市生まれ。広告代理店勤務のあと、フリーランスの編集・ライターとしてセレッソ大阪の広報ツールの制作などに携わる。
1999~2000、2008~2011年はセレッソ大阪トップチーム広報担当、現在はセレッソ大阪堺レディース広報担当、セレッソ大阪公式ファンサイト編集責任者を務める。