大阪市立図書館とセレッソ大阪では、本を読むことで子どもたちの知識が深まり、読解力が向上することを目指すとともに、読書を通じて豊かな心が育まれることを期待して、「読書推進プロジェクト~本を読んで、人生を豊かに~」を継続して実施しています。

そのなかで、10月19日(土)夜には、ヤンマースタジアム長居で初開催となる読書イベント、「読書の秋~秋の夜長にアウトドア読書を楽しもう~」が行われました。

スタジアムという開放的な空間での読書という、この新たな機会に、子どもたちから年配の方まで幅広い層の108人が来場。当日は大阪市立図書館より約300冊の蔵書が準備され、また日本出版販売株式会社がセレッソ大阪選手のおすすめ本などを販売。参加者の皆さんは自ら持参した本も含め、それぞれが興味のある1冊を手に取り、読書をたしなみました。







時折雨が降るというぐずついた天候で、かつ芝生のコンディション不良もあって、ピッチ内での読書は残念ながらかなわず。それでも、選手が使用するロッカールームや、ベンチシート、さらには、グラウンドレベルといった、普段入ることのできない場所で本を読むという特別な時間を、参加者の皆さんは思い思いに楽しんでおられました。
 また、セレッソ大阪スポンサー「たこ焼道楽 わなか」より提供されたレジャーシートが配られ、シートを敷いて読書を楽しむ人々の姿も多く見られました。










さらに、このイベント内では、ゲストとして参加した東住吉区住みます芸人「アンビシャス」のたかしさんと森山さん、そしてセレッソ大阪サッカースクール齋藤竜コーチが絵本の読み聞かせにも挑戦。その場に集まった親子づれの皆さんはじっくりと聞き入りつつ、「アンビシャス」の2人からの問いかけには元気よく答える子どもたちの姿も。
 短い時間だったとはいえ、充実したイベントになりました。終了後には「今回が初めてとは知らなかった。またこういう機会があれば、ぜひ参加したい」という声がたくさん聞かれました。






「家で子どもがいるので(絵本を)読んでいる分、スムーズに入れるのかなと思ったのですが、どうすれば子どもたちに理解してもらえるのかなと考えてやらせてもらいました。点数をつけるなら、50点くらいかな(苦笑)。次回100点を取れるように、いろいろ勉強して、チャレンジしたい」と言うのは、齋藤コーチ。


「読み聞かせは初めてで、どう伝えられるかなと思ってやりましたが、結構反応よかったので、僕としては120点くらいかな(笑)」というたかしさんに対し、「自分が楽しんで読めたので、点数でいえば1千万点!(笑)」と胸を張る森山さん。「めちゃめちゃ取るやん!俺、うぬぼれすぎちゃうやん!」というツッコミをたかしさんから受けつつ、「本当に楽しかったです!ありがとうございます!」と、アンビシャスの2人も最後まで笑顔でした。

アンビシャス たかしさん


アンビシャス 森山さん

「やってみて、すごくよかったと思えたイベントでした」という大阪市立中央図書館利用サービス担当の西尾真由子さんは、「普段、図書館に来られない方にもPRするいい機会になりました。本を読むということはもちろん、『アンビシャス』さんや齋藤コーチに読み聞かせをしていただいたことも、すごくいい機会になったと思いますし、またこういったイベントを続けられたらいいなと思います」とコメント。早くも次回のスタジアム読書イベントに向けて楽しみや期待が膨らんでいました。



【読書の秋~秋の夜長にアウトドア読書を楽しもう~】
主催
大阪市、株式会社セレッソ大阪

「読書推進プロジェクト」オフシャルスポンサー(50音順)
株式会社カスタマーリレーションテレマーケティング
東洋シール株式会社
ナカバヤシ株式会社
株式会社ヘソプロダクション

協賛
たこ焼道楽わなか

協力
日本出版販売株式会社