4月26日(水)JリーグYBCルヴァンカップ第3節
サガン鳥栖 - セレッソ大阪 (19:00KICK OFF/ベアスタ)
試合写真・コメントなど チケット
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 2014年シーズン途中に電撃解任された尹晶煥監督。このことは、前回寄稿 させていただいた時にも書いたので割愛させていただくが、あれから実に3年ぶりに、ベストアメニティスタジアムにその姿を見せることになる。アウェイベンチではあるが…。

 そしてもう1人、久しぶりにベストアメニティスタジアムに帰ってくる選手がいる。鳥栖サポーターが愛してやまない水沼宏太である。昨シーズンは、FC東京のメンバーとしてJ1リーグ2ndステージ第1節で7分間だけ出場したが、試合後には『宏太コール』で温かく迎えられた。
 彼ら2人の共通点は、鳥栖に大きな成果とサッカーの楽しさを伝えてくれたことである。だからこそ、去り行くときには鳥栖サポーターの誰もが驚きとショック、そして悲しみを抱いたのである。

 そんな2人が揃ってベストアメニティスタジアムに帰ってくる。特に水沼は、前回のリーグ戦での対戦時 には直前の負傷で出場がなかっただけに、鳥栖サポーターは対戦を楽しみにしているはず。スタンドからどんなコールが起こるのか、とても楽しみである。

 迎え撃つ鳥栖は、4/22(土)のJ1リーグ戦(神戸に1-0で勝利)からホームでの連戦となる。とはいえ中3日での試合となるので、大幅にメンバーが入れ替わる可能性がある。神戸戦をコンディション調整のために回避したFWビクトル イバルボとスピードスターのニューフェイス・田川亨介の2トップが先発し、エース・豊田陽平は控えからのスタートか。豊田がピッチに入らない展開が続けば、鳥栖が優位に試合を進めている証拠だ。また、先述の田川と同じ今季の高校卒ルーキー・MF石川啓人も将来を嘱望される選手。出場機会があれば、キレのあるドリブルにぜひ注目されたい。
 鳥栖は、ルヴァンカップ第2節は試合予定がなかったので今節が2戦目となるが、第1節(新潟戦2-2)では、若手選手のほかにリーグ戦では出場機会のなかった水野晃樹や青木剛、小川佳純らの経験豊富な選手が出場。今季の鳥栖は選手層も厚くなり、メンバーが入れ替わっても攻撃面で様々な展開を見せられる陣容が揃っている。前回対戦では1-0でセレッソに敗れているが、その情報は今回は参考にはならないだろう。

 どんな戦い方になるのか、そして試合後に鳥栖サポーターがレジェンドの2人をどんなふうに迎えるのか…平日ではあるが、スタジアムで確かめてほしい。

文・サカクラゲン