8月5日(土)2017明治安田生命J1リーグ第20節
セレッソ大阪 - 北海道コンサドーレ札幌 (19:00KICK OFF/金鳥スタ)
試合写真・コメントなど チケット
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 10日前(7月26日)にルヴァンカップ プレーオフステージ第2戦 を、同じキンチョウスタジアムで戦ったばかりだが、再び北海道コンサドーレ札幌はセレッソとの対戦に挑む。あまり時間を空けずに再戦する形となったが、ルヴァンカップでの対戦時はセレッソ同様に札幌も大幅なターンオーバーを敢行していたため、今回はまた違った印象の試合になることだろう。

 札幌は前節、ホームで浦和レッズと対戦して2-0で勝利。相手の浦和はレッドカードでの退場に加え、交代枠を使い切った直後に負傷退場者が発生してしまい11人対9人に。それでも強者・浦和はボールを支配し、札幌は苦しい戦いを強いられたが、これをなんとか退けて勝利。勝点を19に伸ばし、順位を15位から14位へと上げた。

 現在の札幌で注目ポイントとなるのは、やはりこの夏に新たに加入した外国籍選手2名だろう。
1人は「タイのメッシ」の愛称でタイ国内で絶大な人気を誇るタイ代表MFチャナティップ。そしてもう1人が、元イングランド代表で昨年まで2シーズン、磐田で活躍をしたFWジェイだ。
前節で、チャナティップはリーグ戦で初先発し非凡な能力を見せ、ジェイも後半途中からの出場ながらも勝利を決定づけるチームの2点目を奪ってみせた。両選手ともに、リーグ戦デビューとなった試合で確かな活躍を示したわけである。チャナティップに関しては、前述のルヴァンカップでもプレーしているため、すでにその特徴を目の当たりにしたセレッソサポーターも多いことだろう。
ただしその一方で、韓国人GKク ソンユンが累積警告のためこの試合は出場停止。DF横山知伸も前節の試合中に右足を痛めて負傷退場となっており、この試合は欠場が濃厚。元セレッソ戦士2人の欠場は、札幌サポーターはもちろんだが、セレッソサポーターにとっても残念に違いない。 

 そんな試合を前に、現在のセレッソの印象を四方田修平監督に意気込みを聞いてみた。
「相手は首位のチームなので、難しい試合になることは間違いない。ともにJ2からJ1昇格をしたチーム同士だが、セレッソはJ2の時からもともと個人能力の高い選手が揃っており、J1にいたとしても高いレベルに相当すると感じていた。現在のセレッソは守備が堅く安定感があり、そこに個での攻撃力も加わって、抜け目ない印象。強い気持ちを持って挑んでいきたい」

 今シーズン4度目の顔合わせとなるこの試合。ルヴァンカップでは敗れてしまったものの、この試合では新戦力の特徴を生かしながら、強い気持ちで首位セレッソに食らいつく構えだ。

文・斉藤宏則