10月4日(水)JリーグYBCルヴァンカップ準決勝第1戦
セレッソ大阪 - ガンバ大阪 (19:00KICK OFF/ヤンマー)
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ここ数年、毎年のようにこの終盤戦でリーグ戦・カップ戦の優勝争いを続けてきたガンバ大阪にとっては、いつになく寂しいシーズン終盤になっている。天皇杯はラウンド16でその戦いを終え、2017明治安田生命J1リーグの優勝の可能性も前節の敗戦で途絶えた。しかもJ1リーグ戦の直近の成績は、4戦白星なし(1分3敗)。それどころか、後半戦で戦った11試合のうち白星を手にしたのはセレッソ大阪戦(第19節 )とサガン鳥栖戦(第24節)の2つのみ。お世辞にも、チーム状況がいいとは言い難い。
それでも、いや、それだけに、選手たちのこのルヴァンカップに賭ける想いは相当強い。唯一の『タイトル』獲得のチャンスであることはもちろん、5人も代表選手(GK東口順昭、MF倉田秋、MF井手口陽介、DFオ ジェソク、FWファン ウィジョ)を欠いて戦う=日頃チャンスをつかめていない選手がアピールするチャンス、だからだ。
「ここで結果を出せれば、残りのリーグ戦や次のシーズンにもつながっていくはずだし、自分の立ち位置も変わっていくはず。なんとしてでも結果を残してやる、という気持ちは強い」
そう話したのは右サイドバックでの出場が濃厚なDF初瀬亮だが、彼と同じような気持ちでこの一戦を迎える選手は多い。
ガンバが代表選手抜きの戦いを強いられてきたのは、なにも今回だけではない。昨年も一昨年も、その前年も、ガンバはこのルヴァンカップにおいて3年連続で決勝の舞台に駒を進めてきたが、決勝を除くほとんどの試合は代表選手抜きで戦い、結果を出してきた。だからこそ、その中で培ってきた実績や自信を、今年もまた―いつになく流れが悪い終盤戦でもー『結果』につなげるのみ。そのことに選手は気持ちを集中させている。
注目は、ガンバがアウェイで迎える第1戦だということを踏まえ、GK藤ヶ谷陽介を挙げたい。過去、何度もガンバのタイトル獲得の瞬間を経験し、今回も「2戦トータルして結果を求める」と言い切る百戦錬磨の守護神がいかに最後尾からチームを操縦し、アウェイゴールを目指して戦うチームの守備を引き締めるか。つまり、アウェイゴールを無駄にしないための堅守を促し、無失点で第2戦に繋げられるか。
余談だが、GK藤ヶ谷が今季ピッチに立った公式戦は、リーグ戦1試合、カップ戦は3試合だが、いずれもガンバは負けなし。もっと遡れば、昨年のルヴァンカップでも決勝までの4試合すべてのピッチに立ち、負けなしでチームの決勝進出を支えている。
文・高村美砂
ニュース
ルヴァンカップ 準決勝第1戦 G大阪戦|相手チーム情報:代表5人を欠くも、志気高く。アウェイゴールを奪い、第2戦に繋げたい
2017年10月3日(火)
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