10月8日(日)JリーグYBCルヴァンカップ準決勝第2戦
ガンバ大阪 - セレッソ大阪 (14:00KICK OFF/吹田S)
試合写真・コメントなど チケット
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 4日(水)に開催されたJリーグYBCルヴァンカップ準決勝第1戦は引き分け に終わったものの、貴重なアウェイゴール2つを手にしたガンバ大阪。その上で挑む、ホームでの第2戦。
 第1戦でサイドハーフを預かったMF市丸瑞希が終了間際に故障したため、選手層ということではさらに厳しい状況に追いやられたが、第1戦同様に「全員で結果を取りに行く」と長谷川健太監督。代表選手5名と主力のアデミウソンやファビオをケガで欠く状況に変わりはないが、第1戦同様に個々が役割を徹底することで決勝進出の切符を掴む決意だ。

 その第1戦を踏まえ、選手が気持ちを揃えているのが『試合の進め方』だ。
 第1戦では「180分での戦いということを描いて、90分間を冷静に戦えた」とキャプテン・MF遠藤保仁。その言葉通り、まずはリードし、その後に逆転される展開にも、『アウェイゴール』を手にしている事実を踏まえ、攻め急がず、守備への意識も徹底しながら好機を生かし、2点目を叩き込んだが、そこは第2戦でもキーになる部分。もちろん、シンプルに勝利を目指すのは第一だが、展開によっては、2点の『アウェイゴール』を生かして180分での決着をイメージした試合の進め方が必要になる。第1戦同様、百戦錬磨の遠藤や今野泰幸らが中心となり、試合巧者に立った戦いを目指したい。

「第1戦では180分の戦いということを頭に入れた上で、2-1逆転された状況でも焦らずに『チャンスがあれば狙いに行くけど、やみくもに攻めないでおこう』とグラウンド上で話し合いながら、徹底できたのは良かった。第2戦も、第1戦の結果を繋げて、絶対にみんなで決勝に進みたい(今野泰幸)」
 ガンバ大阪はJ1に復帰した2014年以降、毎年ルヴァンカップの決勝の舞台に立ってきた。しかし、最後の栄冠を手にしたのは14年の1度のみ。あとの2回はいずれもスタンドでの優勝セレモニーへと登る覇者の姿をピッチ上から見上げ、悔しさを噛み締めた。その苦い経験を、今年こそ歓喜で塗り替えるためにも、まずはこの準決勝を征し、ルヴァンカップ史上初となる『4年連続』の決勝進出を目指す。

文・高村美砂