4月29日(水・祝)2015明治安田生命J2リーグ第10節
セレッソ大阪 3-0 京都サンガF.C. (17:04/金鳥スタ/14,631人)
試合写真・コメントなど
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●和田昌裕監督(京都サンガF.C.)
「今日も京都のゴール裏を紫に埋め尽くしていただいて、大きな声援をしていただいたにもかかわらず、0-3という形で、非常に申し訳なく、残念に思っています。
流れから1回も失点を喫していないので、何かちょっとすっきりしないというか、選手たちがかわいそうというか。PKが2つと、FKが1つ、セットプレーから3点やられました。試合の入り方はセレッソがあまりよくなかったので、そういうところでウチも決定機を作ることができればよかったのですが、内容的にはそんなに前半が悪いものではなかったと思っています。PKを取られましたが、自分たちのミスでPKを与えてしまって、その後を耐えられればよかったのですが、フォルラン選手のすばらしいFKがあった。
内容的には悪くはなかったが、流れをこちらに持ってきたいという思いから、2人を交代して後半に臨みました。激しい戦いのなかでも選手たちはよくやってくれていたと思います。0-2というのは、1つ取れれば大きく展開も変わっていくし、なんとかセットプレーでも流れのなかからでも1つ取りたかったが、逆にまたPKを与えてしまった。1人少ないなかでの0-3というのは、我々にとって苦しい展開だったと思います。
前節で北九州戦に2-0と勝利して、今回は負けてしまったが、しっかりと切り替えて、中3日なので、次のゲームに準備するしかない。次はまたホームに戻れますし、次の試合に勝利できるように準備したいと思います」

Q:セレッソが少ないチャンスをしっかりモノにしてきたが、京都もカウンターからチャンスがあったが決めきれなかった。そのあたりの差をどう感じるか?
「セレッソは非常にロングボールをDFの背後に狙っていて、そこからセカンドボールを拾ったり押し込んで来るような戦いをしていた。そのロングボールを正確に蹴らせないよう、前からのディフェンスをしっかりしようということでやっていました。ロングボールを入れられたとしても、しっかりラインを上げてコンパクトさを保とうとしていました。選手たちはそんなに苦しんではいないと思います、(セレッソの)攻撃の形はわかりやすかったと思うので。そのなかで、ああいうPKを与えてしまったというのがあり、レフェリーの判定なので我々は何も言えないですが、少しもったいなかったなと。我々もボールを奪ってシンプルに攻撃しようというところが、何回かはそういうシーンもありました。そういう意味では、そこを決めきれなかった我々に対して、相手がしっかりFKなりセットプレーで決めてきた。その差は今日の試合の差に出たと思います」

Q:後半2人を代えたなか、期待したところは? もう少しこういう形を作りたかったなと思うところは?
「後半、大黒と左サイドに山瀬を入れた。前半、宮吉はどちらかというと足下でボールを受けることが多くて、彼の持ち味である裏への飛び出しとか、そういうプレーがあまり見られなかった。和田に関しては、あそこから落ち着いて配球するという面で、前半はボールを受けて前につけたりサイドに振ったり、そういうプレーはできていたが、後半は得点というところを求めるにあたって、点を取る選手をもう1枚前に置きたかった。それで大黒を前に置きました。
後半早々、ニアにシュートした場面があったのですが、ああいうところでチームが点を取りに行く姿勢を彼は示してくれたと思います。その後、得点ができなかったのは非常に残念でしたが、とにかく2人を代えたというところでは、0-2の流れをこちらに持ってきたいと。1つ点を取れれば流れもこちらになると、そういう思いから2人を代えました」

Q:3失点したなかで、一番痛かった失点とは?
「2つ目です。前半を0-1で折り返せば、まだまだ選手たちもよかっただろうし。ロッカーの雰囲気は0-2でも『全然行ける』と。『流れから取られていないし、我々もセットプレーで取ろう』というような、そんなロッカールームでの感じもありました。ただ、0-1と、0-2で折り返してくるところ(の雰囲気)は、大きく違うと思います。2点目のFKは、少し選手たちにも重くのしかかったと思います。
(Q:監督の角度からはよく見えたと思うが、ぶれたり、ボールの取りにくさなどあったか?)
本当にストレートにボールが飛んでいきました。少しオフサイド気味に相手選手が入ったので、GKがちょっとその動きに釣られた。普通にポジションにいればたぶん弾けたと思うが、1人入ってきたので、その動きで少し惑わされたところがあったのかなと。そんな感じでした」

Q:連戦のなかで、今日のメンバーは前節とまったく同じだったが、この意図は?
「前節、本当にいい勝ち方ができていたので。毎試合、メンバーも少しずつ代えながら戦ってきたが、前節いい勝ち方ができたので、そのままのメンバーで今回は臨もうと。当然、疲れはあるなか、あえて今回同じメンバーで行きました」

試合後のパウロ・アウトゥオリ監督(セレッソ)記者会見コメント