6月28日(日)2015明治安田生命J2リーグ第20節
栃木SC 0-3 セレッソ大阪 (18:03/栃木グ/7,077人)
>試合写真・コメントなど
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●阪野豊史選手
「今日はなんとかゼロで抑えて、ラスト10分、20分で勝負をかけるというイメージで戦っていたと思うのですけど、後半立ち上がりに失点してしまって、なかなかゲーム運びがうまくいかなかった印象です。
(Q:前半の立ち上がりは、かなりチャンスもありましたが?)
入りは良かったと思います。最近(パク)ヒョンジンがクロスをいいところ、僕の欲しいところに入れてくれているので、それがいい形で出たかなと。ただ、あの場面ももうちょっとファーに移ってからニアに入って行ければもっと威力あるシュートが打てたかなと。今日はコースしか変えられなかったので、それは次に生かせればいいかなと思います。
(Q:まったく通用しない相手ではなかったのかなと思いますが?)
そうですね。ただ、前半は個人的には勝負するところまで行けていなかった。いつもだいたいパスを受けるときに相手と駆け引きをして相手よりいいところで受けようと心掛けているんですけど、今日は相手が奪われてからプレッシャーが早くて、ヒョンジンなどの出し手がなかなか顔が上がらなかった。その分、僕が動き出す時間がなくて…動き出しても出し手が僕の動き出しが見えていないと意味がないので。今日はここに来そうだなと思うところにしかポジションが取れなくて、結局は相手が数的優位になって、近い選手に跳ね返されるという…。その意味で前半は勝負するというところまで行けていなかったかなと。個人としてもそうだしチームとしてもそういうところがあった。
ただ、後半(河本)明人が入ったあたりから、前のターゲットも増えたし中盤の選手が前を向けることが多くなって、そこからはディフェンスと勝負することも多くなって、ドリブルも増えていったし、ボールに触る回数も増えた。その展開を失点してからやれましたけど、最初からできていればいいのかなと思うところもあります。今日のプランのようにやって、しっかりゼロで守備をして70分まで運べたら、また違った展開になっていたかもしれない。まあ結果論かもしれないですね」

●中野洋司選手
「(Q:相手のくさびへの対応は、寄せが早かったと思いますが)
前半の途中はラインがちょっと深いとは思っていて、監督からもそういう指示があってラインを上げてくれということだったんですけど、向こうもサイドチェンジとか増えてきて、揺さぶられた感じもあった。それでも前半はうまく凌げていたと思います。ただ、セットプレーからやられてしまって、さらに2点目がもったいなかった。
(Q:2点目の失点シーンを振り返ると?)
2点目はラインが下がりすぎた。相手の個人能力が高くて、アーリークロスの対応もしなくてはいけなかったので、どうしても気にしすぎて深くなってしまった。もうちょっとラインを上げる時間があったかなと思うんで、そうすればシュートを打つ前にもう少しは寄せられたかなと思いますね」

●小野寺達也選手
「(Q:前半は相手のサイドチェンジに振られてしまって、耐えてはいましたが、印象としてはいやな感じだったのかどうか?)
いやというか、最後のところで決定的なシーンは作られなかった。クロスが危ないというシーンは何本かあったし、まあ精度は高かったけど。そこに行けなかったし、ちょっとラインが深くなり過ぎたかなと思います。
(Q:もう少し前からできればよかった?)
でもサイドにやらせてクロス対応というのはチームとして持っていた。そこでやられずに進められればよかったんですけど、決定的なシーンは作られなくてもセットプレーの1発でやられてしまうと向こうにも余裕が出ますね。
(Q:今日は前半の後半から後半の立ち上がりにかけて、自分たちで奪ったボールのファーストパスがなかなかつながらなかった。ただ、2試合前の大宮のほうが相手のプレッシャーが早かった印象があって、セレッソはそんなに強いイメージもなかったから、今日はもう少しできるんじゃないかという印象も持って見ていたが?)
ボールを奪われた選手の単発の勢いはあったんですけど、それを外す周りの関わり方だとか、引き出すような動きを作ってあげないと、結局クリアだけになってしまう。押し込まれたときに、つなげるときはもう少しつなげないとこっちも攻められない。それは相手にボール持たれるときのいつもの課題だと思います。
(Q:相手に押し込まれたというのは、相手がワイドにポジションを取っていて、サイドチェンジを繰り返されて結果的に押し込まれていたということですか?)
そうですね。後ろに押し込まれはしましたが、後ろにコンパクトには守れていたので、そんな決定的にやられることはなかったんですけど。
(Q:そこで、ボールを奪ったところでの質ですよね?)
そうですね。そこはいつもの課題ですね。最初の1本目、2本目くらいまでは相手のプレッシャーがあったので、もっと周りが、出し手の責任ではなくて受け手の責任だと思います。
(Q:アングルを作るとか?)
はい。近くにいる選手が。もうちょっとやらないといけなかったと思いますね。試合のなかで感じて。そうでないと攻められなくなる。
(Q:大宮戦とセレッソ戦を比べると、どんな感覚か?)
個人的には大宮のほうがこっちが得点できるかなという感じがなかったですね。しっかりブロックを作っていて堅かったので。だからなさおら、今日は間で受けるとか、もう少し落ち着いてできていたら、スコアも展開も変わったのかなと思います。
(Q:そこの修正は時間がかかるところですか?)
そうですね。ボールを受ける勇気とそのリスクをいろんな人と合わせたり、個人の判断の質を上げたりしながら改善できればいいかなと。そこで変に無理して奪われたら一発でショートカウンターから失点しまうことにもなりかねないので。
(Q:次は水戸との北関東ダービーですが?)
がんばります。ありがとうございます」

試合後の阪倉裕二監督(栃木)記者会見コメント