6月26日(日)2016明治安田生命J2リーグ第20節
セレッソ大阪 - 東京ヴェルディ (19:00KICK OFF/金鳥スタ)
試合写真・コメントなど チケット
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 明治安田生命J2リーグにて、前節の第19節徳島ヴォルティス戦を3-2と勝ち、3連勝。勝点を37に伸ばして、約1カ月半ぶりにJ1自動昇格圏内の2位に返り咲くことができた、セレッソ大阪。ただし、J2優勝を達成してJ1に復帰することを目標に掲げる桜のチームとしては、ここで満足してはいられない。

 1試合少ない首位の北海道コンサドーレ札幌(勝点39)との差は2。同じく1試合少ない暫定5位京都サンガF.C.との差は4。決して安穏としていられる状況でないのも、確かなこと。だからこそ、1試合1試合、常に勝利が求められる。そこで迎える今回の第20節では、昨シーズン、最後までJ1昇格プレーオフ争いに加わるなど、地力のある、東京ヴェルディと、キンチョウスタジアムで対戦する。

 前節では今季初の3得点を達成したセレッソ。4試合連続で前半のうちに先制点を取ることもできている。だがしかし、徳島戦での失点は2。最近の試合では終盤に押し込まれ、失点するケースも目立っている。それだけに、厳しい夏を迎えるにあたって、その課題の修正は急務だ。

 しかも、今回の相手である東京Vは、前半の残り15分、後半の残り15分でそれぞれ4得点ずつを決めているように、時間を経つごとに強みを発揮するチーム。第18節ではジェフユナイテッド千葉に2点リードされながら追い付いてドローに持ち込めば、第19節では好調の京都に対して逆転勝利を達成し、勢いに乗ってきている。

 それだけに、今節も、90分を通したマネジメントをいかにできるかが、セレッソ勝利のポイントになるのは言うまでもない。これまで同様、厳しい試合が予想される。「勝点3を取るために、勝利へのモチベーションとパワー、ひたむきさ、粘り強さなどが出せるか」、大熊清監督も述べるような戦いをフルタイム発揮して、今季初となるホームゲーム連勝も達成したい。

 また、東京Vとは、昨シーズンの最終節に、同じキンチョウスタジアムで対戦。大熊清監督がセレッソで初めて指揮をとったなか、2-0と勝利し、それまで5戦勝ちなしと苦しんでいたチームにとっては、光りを見いだせた試合でもある。ただし、指揮官は言う。「だからこそ、相手が頑張ってくる試合になると思う」と。

「ヴェルディもあそこで勝てば6位以内(J1昇格プレーオフ圏内)のチャンスがあった。それを阻止されているということで、目の色を変えて、今回の試合に来ると思う。そこをひっくり返さなくちゃいけないというところで、またさらにパワーがいると思うし、そのパワーを我々が出さなければいけない。相手は悔しい思いをしているし、悔しさを知っているチームは強いもの。そこで受けて立たないようにしたい」(大熊監督)。

 今節は、チームトップスコアラー(5得点)の柿谷曜一朗がケガのため、ブルーノ メネゲウが累積警告による出場停止のため、それぞれ欠場を余儀なくされる。得点源が不在となるのは非常に痛いが、それでも、セレッソには、前節14試合ぶりの得点を決め、今節では古巣対決に挑む杉本健勇をはじめ、能力の高い攻撃陣がそろっている。「自分が結果を出すことと、チームが勝つこと、それだけを考えてプレーしていきたい」(杉本)と、強い意気込みを持つ桜色の戦士たちが若き緑のチームに襲いかかる。

 そして、「どこのチームも、得点は水もの。得点、追加点を狙っていくバリエーションやパワーとかは必要だが、ベースはみんなで守備をすること。その大切さを崩さずに、得点を取っていきたい」と大熊監督も言うように、全体のいい守備からいい攻撃につなげていく、今季のセレッソが目指すテーマを、ここでしっかり実行に移していきたいものだ。

 4勝2分3敗という成績をみてもわかるとおり、ホームで勝ちきれない試合も5度経験したが、ここからはホームでの勝利数を伸ばしていくことが、J1昇格につながる道。「ウチはホームなので、ここで前半戦最後のホームゲームということもあり、しっかり勝っていきたい」と田中裕介。今節もサポーターとともに、セレッソは勝利に、結果にこだわって戦っていく。まずは開幕以来の4連勝達成が、東京V戦でのテーマだ。

文・前田敏勝