7月20日(水)2016明治安田生命J2リーグ第24節
セレッソ大阪 - FC町田ゼルビア (19:00KICK OFF/金鳥スタ)
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梅雨明けも発表され、まさに夏真っ盛り。そして、明治安田生命J2リーグ戦では、6試合をこなす7月の1カ月間の中でも、タフな連戦のまっただ中。中3日で迎える第24節、ホーム・キンチョウスタジアムに戻ってきたセレッソ大阪は、開幕戦でも対戦したFC町田ゼルビアとのナイトゲームに臨む。
前々節の北海道コンサドーレ札幌 との首位決戦こそスコアレスドローに終わり、連勝は5でストップしたセレッソだったが、前節はザスパクサツ群馬 にアウェイで2-0と勝利。前半早々にコーナーキックから清原翔平のゴールで先手を取ると、試合の主導権を握り続け、後半には杉本健勇が追加点。疲れが出始める時間帯にもかかわらず、トップチーム初先発の丸岡満ら複数の選手が飛び出して生まれたカウンターから得点したこのシーンは、蒸し暑いなかでも走り切れていることにチーム状態のよさを感じさせた。なおかつ守備では相手にシュートを2本しか打たせず、枠内シュートに至ってはゼロ。欲を言えば、さらに得点を量産したかった試合でもあるが、攻守がかみ合った姿をこの時期に出せたことで、間違いなくチームは上げ潮ムードとなっている。
ただし、今回のホームゲームでも「難しい相手」(ソウザ)との対戦が待っている。町田とは今季の開幕戦で初めて顔を合わせ、1-0と勝利 したものの、「攻め込まれる時間が多かったので、やりにくいチームだった」と丸橋祐介。シュート数ではセレッソの倍以上となる16本を浴びせられるなど、苦戦を強いられた。
「あのときは、チームが全然なじみきっていないなかでの試合だった」とキム ジンヒョンも言うように、試合を重ねた今とではチーム状況も違うところはあるが、それでも「町田はあのときと変わらず、どんどん前向きに攻撃的にやってくると思う」と守護神は警戒の目を緩めない。「強いしうまいし、継続性があり、まとまっている印象。非常に強豪」と大熊清監督も述べるように、J2復帰初年度にもかかわらず、相馬直樹監督の下で8位につけている町田。そんな強敵との一戦は、1点を争う厳しい展開も予想される。
「勝ちたいというより勝たなければいけない試合がずっと続くので、どんどん攻める姿勢を見せていきたいし、チームとして結果で残していきたい」と、強い意気込みを示すのは杉本健勇。前節の結果を受けて、勝点で首位・札幌、2位・松本山雅FCと並ぶことができたが、ここから一気に抜け出すためにも、勝点3を積み重ねるべきときが、今になる。
特にこの夏場は、「チーム力というところで差を出さなければいけない時期」(大熊監督)。だからこそ、連戦でも前節のように、いかに最後までチーム一丸となって勝利のために走り抜けるか、戦い抜けるかというところが、桜色の戦士たちには求められる大事な要素。「やってきたことというか、自分たちの力を100%出していきたい。ゲームの進め方であったり、最後の精度だったり、そういったところで隙を見せずに戦いたい」と言うのは清原翔平。第20節・東京ヴェルディ戦(6月26日)以来となるホームでの勝利の歓喜をサポーターとともに味わうべく、セレッソはこの一戦でも勝点3だけを目指して戦う。
文・前田敏勝
ニュース
J2 第24節 町田戦|プレビュー:開幕戦で苦戦した町田を迎えるホームゲーム。連戦を制して、この夏を乗りきる!
2016年7月20日(水)
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