4月16日(日)2017明治安田生命J1リーグ第7節
セレッソ大阪 - ガンバ大阪 (14:00KICK OFF/ヤンマー)
試合写真・コメントなど チケット
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3年ぶりにJ1の舞台に戻ってきたセレッソ大阪。いよいよ4月16日(日)、J1第7節にてガンバ大阪との大阪ダービーに臨む。
現在リーグ戦で3連勝中、公式戦では5試合連続無失点、6試合負けなしを続け、チーム状態を上げてきているセレッソ。リーグ戦の勝点ではガンバと並んで11という状況で、桜色の戦士たちはこの大一番に挑む。

この9日間では、8日(土)にJ1第6節で鹿島アントラーズ と、ミッドウィークの12日(水)にルヴァンカップのグループステージ第2節でヴァンフォーレ甲府 と、それぞれアウェイで戦ってきたセレッソ。チームはリーグ戦とルヴァンカップでメンバーを入れ替えながら総力戦で戦い、この2連戦は1勝1分。そして、このガンバ戦に向けても、「いい準備ができていますし、ケガ人も帰ってきて、いい状態で臨める」とキャプテンの柿谷曜一朗が言うように、タイトな日程のなかでも調整をしっかり行ってきた。

実際に、前節の鹿島アントラーズ戦では山下達也が途中出場、ルヴァンカップ甲府戦では水沼宏太が先発フル出場し、攻撃の要の1人である清武弘嗣も今週の全体練習に合流して軽快な動きを披露するなど、負傷離脱していた選手たちが続々と戦列に復帰。「ケガをしていた選手が復帰してきたこともあり、チームの雰囲気もよくなってきている」と尹晶煥監督。「選手たちがお互いのことを信頼している、そういう姿を見ることができていますし、明日の試合が本当に楽しみ」と試合前日に述べていたように、前日練習でも水沼らをはじめ活気ある声が飛び交うなど、チーム状態のよさが表れていた。そのいい流れを、このガンバ戦にぶつけていきたい。

しかし、今回はライバル意識がバチバチとぶつかり合う特別な一戦、大阪ダービー。「今までの雰囲気とは違うところはあると思いますが、冷静にやるところは冷静にやらなければいけない。ピッチ上では多分そうはいかないだろけど、とにかく楽しみな試合になる」と柿谷も言う。白熱の展開必至のなかで、いかに「いつもどおり、あわてず、やることをしっかりやる」(キム ジンヒョン)、「平常心でやりたい」(杉本健勇)というような、最近の試合で見せ続けているよさを出すことができるかが、勝敗の鍵を握るのは明白。そのうえで、「サポーターの人たちには2年間待たせたゲームですし、だからこそ、しっかりとした内容で、しっかりと勝ちという結果を出せるように頑張っていきたい」(山村和也)。

「大阪のプライド、チームのプライドがぶつかる試合。どっちのチームも『大阪のチームは自分たちだ』という強い想いがあるし、堅い試合になると思うが、やっている選手は死ぬ気でチームのために戦う」と松田陸が意気込み、「絶対に負けたくないし、勝ちたい」と杉本健勇も気合いを込める特別な一戦。「我々がやろうとしていることを90分間、徹底してやることが一番。身体のぶつかり合い、メンタル面など、相手を上回らないといけない。上回ることで、いい結果を持ってくることができる」と尹晶煥監督も言うような、チームとして継続的に取り組んできた戦いを発揮することこそ、2012年(J1第2節 2-1@長居)以来となるダービー勝利につながるはずだ。

「今年一番いい試合ができればいいと思うし、それを望んでいる人もたくさんいる」と柿谷。セレッソに関わるすべての人の想いとともに、チームは一丸となって、この1試合に現状のベストの力を出し尽くす。勝って、満場のスタジアム一体となって、みんなで喜び合うために。

文・前田敏勝