8月11日(日・祝)2019明治安田生命J1リーグ 第22節
セレッソ大阪 - サガン鳥栖 (18:00KICK OFF/ヤンマー)
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シーズン序盤、産みの苦しみを経て、ロティーナ監督のスタイルも徐々に浸透。第16節のジュビロ磐田戦からは5試合負けなしと順調に勝点を積み重ねてきたセレッソ大阪。その勢いを加速させるべく、前節はアウェイに乗り込み、首位・FC東京戦に挑んだが、結果は0-3の敗戦。前半こそボールを握って攻め込み、試合をコントロールする時間も長かったが、FC東京の堅い守備を破れずにいると、後半、前への圧力を強めてきた相手に対して今季初の3失点。リーグ戦6試合ぶりの敗戦を喫した。
「失点した後、ナーバスになってしまった」とロティーナ監督が振り返れば、「先制された後、焦りが生まれて、攻撃も守備も雑になってしまった」と木本恭生も悔やむ。5月以降、どの試合でも概ね自分たちのペースで試合を進めることに成功している“ロティーナ・セレッソ”だが、第15節の鹿島アントラーズ戦、第18節のサンフレッチェ広島戦と、前半は素晴らしい内容で折り返しながら、後半、相手の変化に対応できない試合も見受けられるだけに、今後へ向けた課題と言える。
もっとも、「前節にしても全てが悪かったわけではないし、今やっていることを変えずにやることが大事。方向性は定まっているし、やりたいことをやれている自信もある。ブレる必要はない」(清武弘嗣)ことは確か。“ロティーナ・セレッソ”が歩んでいる道のりは明るく、ここまでも右肩上がりで進んできた。
ホームに戻って迎える今節のサガン鳥栖戦を前に、水沼宏太も、「自分たちが試合に向けて準備してきたことをどんどん出していきたい。いくつかアイディアを持って臨む中で、試合中に相手の出方も見ながらプレーしていきたい。いい時はそれができているし、そういう時間を少しでも多く出せればいい」と話す。
今後、さらに上位を狙うために、“先制された後の試合運び”という課題は克服していきたいセレッソだが、まずは、自分たちの時間帯に先制点を決め、試合を優位に進めることを目指すことが先決。直近のリーグ戦2試合は無得点が続いているだけに、今節こそ、最初の決定機から仕留めにいくぐらいの貪欲さと集中力を発揮し、スタジアムに歓喜をもたらしたい。
鳥栖とは、アウェイで行われた第14節。セレッソは勝利したとは言え、後半は押し込まれ、最後まで苦しみながら全員の力で掴み取った勝点3だった。組織として堅く、ハードワークできる選手も多い鳥栖。最後まで諦めないメンタリティーも備えているだけに、今節も、球際で激しくぶつかり合う、拮抗した試合になると思われる。それでも、8月、唯一のホームゲーム。セレッソとしても、勝点3は譲れない。詰めかけてくれる大勢のサポーターと喜びを分かち合うために、上位に食らい付いていくために、持てる全ての力を発揮する。
文・小田尚史
ニュース
J1 第22節 鳥栖戦|プレビュー:8月、唯一のホームゲーム。前節の敗戦を払拭する勝点3を狙う
2019年8月11日(日・祝)
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