4月5日(日)2015明治安田生命J2リーグ第6節
FC岐阜 0-2 セレッソ大阪 (13:04/長良川/8,139人)
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●パウロ・アウトゥオリ監督(セレッソ大阪)
「非常に難しいゲームだった。両チームにとって同じだが、ピッチコンディションが非常に悪く、ボールをつなぐサッカーは一切できない試合となった。その中で、セレッソの選手たちは割り切って、今日のピッチに合わせて、やるべきことを考えながら戦い抜いて、勝利を勝ち取った。心から、おめでとうという言葉を送り、称えたい。
 先日、ジェフとの試合でも非常にいい内容ながら引き分けたが、今日のゲームはまたまったく試合の中身の違う中で、相手も非常にタフに戦うバトルが繰り返された。その中で、きっちり勝利を収めたチームを改めて称えたい。この試合で、より一層強くなったと思う」

Q:茂庭照幸選手をDFラインの前で途中起用した意図は?

「茂庭は試合の流れを読める選手であり、クオリティーも高い。ハーフタイムに起用の意図は伝えていたが、茂庭をあのポジションで起用した意図を一言で言えば、山口蛍、長谷川アーリアジャスール、扇原貴宏の3人に、より前のポジションを取らせたかった。セカンドボールをしっかり拾うこと、相手に前からプレッシャーをかけること。当然、相手は長いボールを蹴ってくる。その後のセカンドボールを拾う意味で、中盤をより厚くしたい、という意図があった。リベロ的なポジションではなく、あくまで、センターバックの前のフォアリベロのような位置に投入した」

Q:得点したフォルラン選手とカカウ選手の評価は?

「申し訳ないが、監督という立場で、この場で個人の評価をすることは控えたい。あくまでチーム全体の話をさせていただく。今日のようなタフなコンディションで戦い抜いて、最後まで戦う姿勢を崩さなかった選手たちを心から称えたい。もう1つ付け加えると、相手チームに対しても、心から称えたい。非常に見事だった。チームとしては厳しい状況に置かれている中、最後まで強い気持ちを見せて、あきらめない姿勢を貫いた。そういう彼らと対戦して勝利を収めたことは、我々の勝利の価値を、より高める」