10月4日(日)2015明治安田生命J2リーグ第35節
セレッソ大阪 0-1 アビスパ福岡 (17:04/ヤンマー/13,843人)
試合写真・コメントなど
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●井原正巳監督(福岡)
「今日も多くのサポーターが大阪まで駆けつけてくれて、我々を応援してくれたので、本当に感謝しています。勝利という結果をプレゼントすることができたので、本当によかったと思っています。
試合のほうですが、セレッソは我々より順位が1つ上、1ポイント差で3位ということで、今日勝てば我々のほうが上に行ける。選手もそれを重々承知で試合に臨みましたし、J1自動昇格圏内のジュビロ(磐田)と少しでも離されないようにするためにも、勝たなければいけないという気持ちで臨みました。セレッソはやはり2トップのエジミウソン選手と田代選手をはじめ、攻撃陣は非常に能力の高い選手がいますので、そこをしっかり抑えつつ、自分たちの攻撃ではスペースをうまく活かしていこうと。
前半はいい形でゲームに入れたと思いますし、チャンスも多く作れたと思っています。後半、我慢しているなかからワンチャンスでウェリントンが決めてくれて、その1点を最後は少し重心が後ろに下がって守りきる形になってしまいましたが、本当に選手たちは集中力を90分間保って、最後まで切らさずに戦ってくれたなと思います。その結果が1-0という勝利につながったかと思っています。
次、また1週間後、千葉という強豪との対戦なので、しっかりといい準備をして、もう我々は勝点を取っていくしか、自動昇格を目指してやっていくなかではそれしかないと思っていますので。次もホームに帰って、勝点を取れるように、またいい準備をしたいと思います」

Q:セレッソという強豪相手との試合で、試合前、この試合で一番抑えなければいけないポイントだと考えていたことは?
「3つくらいありました。強力な2トップをいかに抑えるか、そこに入ってくるボールをしっかりとチャレンジする、カバーも含めて。センターバック3人にはそこは特に強調して言いました。
システムも、前節は4バックだったのですが3枚にして、しっかりとオーガナイズすることを、まずはチームとしてやろうということで入りました。
あとは両サイドからの攻撃、クロスについて、今日は田中裕介選手が右、左が丸橋選手でしたが、そこからの攻撃参加、クロスも非常に注意しなければいけないところ。
あとは、ボランチ2枚ですね、扇原選手と山口選手、本当にいいボールを配球しますし、2列目からの飛び出しももちろんあるので、そこをケアすること。その3つを大きなポイントとして、我々は試合に臨みました」

Q:自動昇格を争うジュビロが1時間早く試合を行っていましたが、監督がハーフタイムの段階でその試合の結果などを積極的に入手しようということはありましたか?
「いや、まだまだそういう段階ではないと思います。目指していくうえで、最終的に本当に最後の最後まで可能性のある状態で戦いたいなというのはありました。途中でジュビロの結果云々というのは、残り8試合のなかでは、まだまだ聞く必要はないなと思っていました。試合が終わってから、社長から『ジュビロが引き分けた』と聞いた。(ジュビロが)前半の時点で勝っているという状況は誰かから聞いていたのですが、『あっ、追い付かれたんだ』という感じではありましたが。
(Q:では、試合後に結果を聞かれたということか?)
はい、そうです」

Q:後半に少し城後選手を後ろに下げている印象があったが、そういう指示はありましたか?3バックで臨んだ意図は?
「城後は本当に責任感のある選手なので、左サイドの丸橋選手の攻撃参加を、いいポジションをとって、前もってそこからディフェンスをスタートする、そういうことができる選手です。ただ、どうしても相手の攻撃、前の圧力にちょっと引いたポジションからということになってしまい、逆に左サイドの金森がちょっとポジションが前になってしまい、2トップ気味になっていたと思います。それで少し守備のバランスが悪くなったかなと。亀川が左サイドで高い位置にいてボールをアプローチにいかなければならなくなって、そこから縦パスを入れられて何度かピンチになった。その辺は、後半途中でも修正したつもりではありますが、なんとか集中力を最後まで保って、身体を張って守ってくれたと思います。3バックで入ったのは、先ほども言いましたが、相手の強力な2トップが高さもあり、そして裏へのランニングもできて決定力もあるので、そこをしっかり抑えたいというところも含めて、3で入りました」

試合後の福岡選手コメント