11月29日(日)2015 J1昇格プレーオフ準決勝
セレッソ大阪 0-0 愛媛FC (15:34/ヤンマー/13,893人)
試合写真・コメントなど
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●木山隆之監督(愛媛)
「まずは、セレッソに関わる皆さまに、おめでとうございますと言いたいです。ぜひ決勝も勝ち抜いてJ1に戻っていただきたいと思います。
我々の今シーズンは今日で終わりました。正直、選手たちのプレーを見ていて、僕自身感動したというかすばらしいプレーでした。特に前半は相手をプレーさせず、自分たちで主導権を持って攻守ともにプレーしていました。プランとしても、競った試合に持っていかない限りは我々は勝つことができないので、前半1点取れればいいけど、取れなかったとしても後半にしっかり勝負をかけていくということで、全員で意思統一してやっていましたし、そのとおり選手たちはプレーしてくれました。後半、もっともっとギアを上げていきたかったのですが、そこはさすがセレッソが底力を見せたのかなと思います。我々も必死に全力でプレーしましたが、セレッソの身体を張ったプレーだとか、1つひとつのボールを収める技術だとか、そういうところで、少し自分たちが思うほどギアは上げられなかったかなと。ただ、それでもゴールを目指して、パワープレーの準備もしていましたし、すべて自分たちがやれることは出し尽くした。ただ、少し足りなかったかなということだと思います。選手たちが見せてくれたものは、今日のプレーだけでなく、今年彼らが見せたものは、本当に愛媛の地域の人に希望を与えるものだったので、しっかり胸を張って帰りたいと思います。また来年、この場に立てるように、全員で頑張ってチャレンジしたいと思います。ありがとうございました」

Q:大一番にあたって、選手にどんな声をかけて送り出したか?
「いえ、もう、自分たちが続けてきたことを、今日、このピッチですべて出そうと。自分たちを信じることも含めて、本当にチームが今年成長してきたと思うので、成長してきたものをすべてピッチで出してくれればいいと。そういうような言葉で送り出しました」 

Q:J1への壁、どういうところが最後もう1つ足りなかったと捉えているか?
「今日のプレーを見ただけだと感じないかもしれないですが、1年間42試合、今日がリーグ戦の延長だとすると43試合目まで戦ってきたなか、目に見えない壁というのはものすごく高くて、言葉で表現すると時間が足りないくらい、我々にはJ1というところに行くためには足りないものがたくさんありすぎる。J1を目指すのはもちろん必要なことですが、もっともっと地道にいろんなことを積み上げていかなければ…。もう、間違いなくあるので。それを選手たちは自分たちの頑張りと、ファン・サポーターの後押しと、プレーでなんとかそれを乗り越えてきましたが、J1というのはそんなに甘い壁ではない。今日のセレッソのように、これだけのメンバーが揃ったチームでも、今年J2で戦っているわけですから、我々はもっと努力をしないといけないと思います」

Q:今季を終えて、今季を振り返って、選手たちの成長ぶりについて。また、通して振り返ってみての所感と、来季も監督を続投されるということで、J1に上がるためにどうやっていきたいか?
「コツコツとやりたいと思います。今季最初は勝ち越しを目指してスタートしたチーム。そういうことをやりながら、勝つことに執着心を持ってやりながら、1つずつ成長していったチームです。来年、また同じだけの勝ち星をあげられるかというと、それはまたそんなに簡単じゃないと思う。またコツコツと、1つひとつ勝つことからスタートしていきたいと思います。そのためのスキルだとか、1人ひとりの能力をちょっとずつアップすることだとか、そういうことは地道に続けていきたいと思います」

試合後の河原和寿選手(愛媛)コメント