3月12日(土)2016明治安田生命J2リーグ第3節
セレッソ大阪 1-0 ザスパクサツ群馬 (16:05/金鳥スタ/13,495人)
試合写真・コメントなど
----------

●大熊清監督(セレッソ)
「まず、ホーム開幕戦に、これだけの多くの方が来てくださり、後押しをいただき、勝利することができました。本当にありがとうございます。
3試合目で、ホームで、やろうとしている方向性がチャンスの数にはつながっているとは思います。守備のところも、相手のチャンスや思いきりのいいワンタッチのパスとかで崩されそうな場面もありますが、どうにかそこをカバーしあいながらということも、非常に集中して、この3試合はできているかなと思います。さらにチャンスの数を増やして、1-0から2-0に突きはなすという精度のところだったり、共通認識をもって『連続と連動』というところを、守備もそうですが攻撃のところでも粘り強く、もう少し確実なシーンを作っていきたい。サポートを1枚増やすとか、もう少しえぐって(切り込んで)中に入るとか。その辺はやっていかなくちゃいけないですが、たとえばクロスの共通認識とか、だんだんと近寄ってきてはいると思う。
あとは結果として、得点に1試合1試合つなげていくようにやっていくということが非常に重要かなと思っています。ただ、攻撃に荷担しすぎて、あまりにも頭がそっちに行って、逆に守備が(おろそかになる可能性をはらむという)こともあるので。今の守備の意識、ボールを奪うところの意識をしっかりさせながら、追加点をどうにか畳みかけるというところを、築き上げることが重要になると思います。
あとは、ホーム開幕戦で非常に大切な試合であったと思いますし、クラブとしてU-23の開幕もあります。(ともに)勝利することは大切なことですが、また次の試合を初戦のつもりで1試合1試合やっていくことが、なにしろ重要だと思うので。今日の試合を勝ったことをもう忘れて、次の試合に向けることが非常に重要かなと思っています」

Q:今週の練習で、攻撃のところで、後ろからどんどん追い越していくことや、縦への意識などを強調されていましたが、そのあたりの意識について、ピッチでは表現できていましたか?
「出ていたと思います。丸橋も、長い距離をバランスをとりながら、タイミングを見て、そういうオーバーラップもありました。ただ、そこでもう少し強気に行けるかとか、たとえばもっとえぐれないかとか。そこはこれから(の課題)ですが。それでも、いいバランスから長い距離を、労を惜しまず、バランスを崩さずいいタイミングで上がるということは、1、2試合目よりはできていました。追い越すことで、ゴールからは遠いけれどもフリーの選手がクロスを上げることで、クロスもゴールに近づいているなという意識はありました。これをさらに、相手が疲れたときに畳みかけるような、あとから出た選手も含めて、もっと精度とか迫力を増すことが必要になると思います。ただ、方向性(縦への意識など)としては、やってくれたかなと思います」

Q:柿谷選手について、非常にすばらしい、技術のつまったゴールだったと思いますが、そのゴールやプレーについての評価は?
「最後のところで、攻守(ともにハードワークを)やっていたので、ちょっとばてていたかなと思ったのですが、やっぱり隙を突くこととかゴール前のアイデアとか、あのシーンも振り向いてシュートになると、また時間がかかると思うし、そういう感覚とかアイデアという意味では非常に特筆したものを持っているなと思いました。できれば相手が疲れたときに、彼を中心に畳みかける2点目(の追加)というところを、守備をやりながら(できればと)思っていましたが、非常にいいパワーをすごく出してくれたと思います」

Q:Jリーグデビューを果たした澤上選手についての評価は?
「最後のプレーも、相手のボールにはなりましたが、時間を与えてのやるべきプレーというところで、初めての試合ながら、時間を稼いでくれたり(柿谷)曜一朗が前に行ったときには守備の意識も高かった。関口からだったか、チャンスがありそうな場面できちんとゴール前にも出てきていましたし。チームのなかでの適材適所というところで、彼を今後どこに当てはめていくかというところは、いろんな競争のなかで見ていかなくちゃいけないかなとは思います。彼のいいところは、攻守を真面目に、どちらの切り替えも非常に速く、守備能力もあるというところ。積極的に使っていきたいと思いますが、ただこれは競争なので。今日も日頃の練習や紅白戦の出来がよかったので使ってみましたが、常に競争のなかで、彼が勝ち抜いてくるのであれば積極的に使いたいと思います」

試合後の服部浩紀監督(群馬)記者会見コメント