4月3日(日)2016明治安田生命J2リーグ第6節
セレッソ大阪 2-1 ジェフユナイテッド千葉 (16:04/金鳥スタ/10,719人)
試合写真・コメントなど
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●大熊清監督(セレッソ大阪)
「前半に限って言うと、攻守にやりたいことをできていたと思います。得点も取れましたし。ただ、(後半最初の)1失点については、チームにとって、時間帯も含めて重荷になるような、そういう失点でした。選手・スタッフ、みんなで確認して、後半入りの10分を大事にしようということだったが、スローインからの流れのなかでああいう失点があり、非常に苦しい展開にしたかなと思います。ただ、ラインが低くなったり、間(スペース)も取られたりもしましたが、相手も強豪。こういうシビアな試合があるが、最後は田中(裕介)が身体を張ったり、よく守っていたと思います。
 関口(訓充)が入っての追加点のチャンスや、ソウザの(ミドルシュートでの)追加点のチャンスなど、突き放すまでもう少しでというところで、ボールを取った後に時間を作りながら厚みをつくりながら追加点を取れるという兆しはあるんですが、それが取れないことが試合を苦しくしたと思います。今の粘り強くボールを奪うところからの攻撃を続けながら、追加点を取るような共通意識を持つというところと、もう少し新しく入った関口らを意図的に使うなど、その辺を徹底すれば相手も嫌なのかなと、そう見ていました。
 次も非常にできあがった、すばらしいチームとの試合(vs清水、4/9<土>@アイスタ)です。今回は結果が出たのですが、また切り替えて、初戦のつもりで次にしっかり準備をしたい」

Q:首位に返り咲いたことになるが、今日は試合前から、勝点を積み上げれば首位に戻れるということもあって、千葉という相手もそうですし、重要な試合だったと思います。そのなかで、試合の入りも非常によかったと思いますが、その点について、かなり働きかけもあったのでしょうか?
「いえ、ずっと同じことしか言っていなくて…初戦のような緊張感とか、最終戦のようなそういう出し切るメンタリティーとか。アウェイでも本当に多くのサポーターの方が来てくれていますし、そういう気持ちで1試合1試合やろうということで、シーズンを始めています。
 そういう気持ちで臨んだなかで、今日は非常に(ボールを)出した後の全体のサポートが早かった。そこは選手にも言いました。前節の反省として、1点を入れた後にサポートが遅くなり、ボールの走りで相手を疲れさせることもできなかったし、ボールが回らないところもあった。1つのボールに対して、GKも含めて11人がサポートをして、縦、横、幅を使って、いろんな判断や彼らの発想のもとに(バリエーションを)使ってくれと。そういう意味では、前半は非常にボールが動いたかなと思います。
 先ほど言ったように、後半は裏(相手の背後)のスペースとかもあるなかで、もう少し丁寧にボールを運んで数的優位とかを作れれば、追加点もできるのかなと見ていましたので、そこもしっかりとやっていきたい」

Q:茂庭照幸選手のかわりに田中裕介選手を使った意図は?
「春先から、ちょっとケガがあったり、いろんなコンディションがあったり、いろんな組み合わせやタイプも考えて、田中もそういうこと(本職のサイドバックではなく、センターバックでの起用)があり得るだろうと。キャンプからチャンスを与えたり、(対応できるよう)作ってきたなかで、船山(貴之)くんのタイプとか千葉がやっているサッカーを考え、彼の統率力があるところだけでなく、攻撃でフィードも出せるところ、相手が前から来るなかで長いフィードをリカ(ルド サントス)に出せるとか、そういうことも含めて起用した。相手の逆手を取るべく、攻撃のところでも使いたいというのもありましたので。彼の統率力と攻撃面でのフィード力を非常に買っているので、今日チョイスをしました」

Q:6節を終わって勝点16という数字に関する印象は?
「正直、1試合1試合で、いい意味で(勝点のことを)忘れたいというか。昨年の反省もあり、確か3勝3分で金沢にちょっとやられて(0-2で敗戦)…。
 昨年は違う立場(強化部長)で見ていたのですが、今年は勝点も相手がどこだということも忘れて、先ほど言ったように初戦のつもりでやれるかが大切なので。あまり今の勝点や1位とかは頭にありません。サッカーの中身や強くなること、こういう試合を突き放せる力をみんなでつけたい、つけるというところに注力して、しっかり次に準備をしたい」

試合後のセレッソ選手コメント 
試合後の関塚隆監督(千葉)記者会見コメント