5月22日(日)2016明治安田生命J2リーグ第14節
横浜FC 1-1 セレッソ大阪 (16:03/ニッパツ/10,524人)
試合写真・コメントなど
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●大熊清監督(セレッソ)
「後半は非常に距離感も良く、圧力をかけて自分たちのサッカーができた。カウンターのケアだけは今後、改めて気を付けないといけない。ただ、前半に関しては相手がきちっとブロックを作り、引いて出てこないなかで、距離感良くクサビを入れることが、DFラインとボランチを含めてできなかった。サイドを変えてもボランチのサポートも遅くて、少し淡泊な印象を受けてしまった。これから我々も攻撃でのリスクを後半のように思い切って取って、相手が引いたとしても距離感を良くして後半のようなサッカーを前半から勇気を持ってやっていくことが大切。カウンターのケアは引き続きマネジメントしながら、しっかり攻撃の構築もしていきたい」

Q:後半に入ってソウザ選手のポジションが高くなったが、指示だったのか?
「前半から山村をアンカーにして、ソウザを高い位置でということだったけど、相手もそんなに高い位置から枚数を掛けてプレッシャーに来ないので、後半に関しては両ボランチが両サイドの横パスを受けて、2トップとの距離を縮めて欲しい、と。相手の運動量が落ちたこともあるが、横のサポートも早くなって、サイドチェンジもでき始めた。前との距離も縮まって厚みもできたし、時間によってボールを奪う位置も高くなった。先ほども言ったように、今後は前半からそういうポジションを取って、お互いの距離感をもう少し縮めて、後半のようなサッカーを90分続けていけるようにしたい」

Q:どうしても相手が引いてくるなかで、例えばサイドチェンジのパス1発で狙うのではなく、もう1つ手間をかけることも必要なのでは?
「(前半は)リズムを作るためにボランチに下がれという指示を私がしたこともあるが、後半は山村を経由しないでサイドに付ける指示もした。相手がブロックを敷きながらボールサイドに来ることはわかっていたので、1つ飛ばして早くサイドに付けることも重要だった。茂庭や山下もそういうチャレンジはしているが、相手が引いたなかでのビルドアップはなかなか難しくて。練習のなかでそういうチャレンジもしている。後半は少し付けられたかな、とは思う。今のご指摘を含めて、サイドに振りながら、ボランチとトップの距離を縮めていきながら、中もあるし外もあるサッカーをしていかないといけない」

Q:ここ数試合、勝利から遠ざかっているが、今後、浮上するためにテコ入れしたい部分は?
「メンバー構成については、技術、体力、後から出したほうが生きるのかなどいろいろあるが、誰が出ても、今述べたようなサッカーをできるようにしていかないといけない。勇気を持って、ボールサイドはもう少しプレッシャーをかけること。ボールの回しももっともっと勇気を持って、高い位置で受けること。ブロックの前でボランチが受けるのではなく、もう1つ近くまで入って受けること。相手が引いたとしても、もう少し中盤が中に入るなり、トップの足元にクサビを入れることによって、絞った中でサイドも使えるようになる。そういうこともやっていかないといけない。あれだけ相手が引いていて、ストッパーから中央のクサビを通すことは難しいので、ボランチのポジションとか技術や勇気が大事なのかなと思う」

試合後のセレッソ選手コメント(1)
試合後のセレッソ選手コメント(2)
試合後のミロシュ ルス監督(横浜FC)記者会見コメント