6月26日(日)2016明治安田生命J2リーグ第20節
セレッソ大阪 1-0 東京ヴェルディ (19:04/金鳥スタ/10,171人)
試合写真・コメントなど
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●大熊清監督(セレッソ)
「ここのところ、非常にケガ人、累積(警告による出場停止)ということがあり、前線のほうの組み合わせが変わっているということもあるが、すべてリズムがいい時間帯というわけではなかったし、耐える時間帯というのもあった。それを我慢するにつれて、清原(翔平)とかも含めて時間を作れるようになったり、距離感もまあまあよくなってきて、そこで得点が取れたというのは非常によかったと思います。追加点がなかったのですが、試合終盤になると相手の長いボールも多くなって、どちらに落ちるかわからないようなボールも多くなってくる。すべてをマイボールへというのは難しいところもあるが、きちっと藤本(康太)を中心に失点ゼロに抑えたというところでは、また次につながると思っています。欲を言えば、アンカーを中心にもう少しボールを握りながら、サイドを使って追加点を取れるシーンがさらに出てくればいいし、それを決め切れるような場面もあった。アディショナルタイムにもありましたが、そういう場面をきちっと最後に決めて終わらせることが非常に重要になると思っています。ただ、1つ1つ戦って、内容とともに勝点を積み上げていくということが最重要になる。足りないところも謙虚に認めながら、変えながら、しっかりと次の試合を戦っていきたい」

Q:ソウザ選手について。得点シーンのアシストだけでなく、守備で利いていた時間もあった。彼のここまでの評価は?
「今日については、彼が昔、トップ下もやっていたということもあって、今後、柿谷のケガや調子、この暑さなども考えて、紅白戦でまず数十分やったなかで、どうかなというところはあったのですが。やっぱり日本でボランチをできるようにするのと同じように、トップ下もブラジルでやっていたもの、イコール日本でできるかというところでは、なかなか難しいかなと思いました。チームとしての攻守の距離感とかが少しルーズだったり広がっちゃったりというところがあり、難しいかなと受け止めていました。ただ、(ポジションが)ボランチに戻ってからはまた、ボールを奪うというところが優れているので(それを発揮していた)。今、日本人を含めて、ボールを奪えるという選手が日本ではなかなか少ないこともあって、彼のプレーは非常に参考になる部分もあります。逆にシンプルにつなぐところでのミスもあるが、日本人が非常に足りない部分、参考にしなければいけない部分、ボールを取りに行くこと、奪いに行くことというのは、非常にいいものを持っていると思います。サイドチェンジもできるし、シュート力も最後あるので、あとは相手が引いたとき、リズムを作りそうなとき、作れるときのパスが、少しタッチ数が多かったりミスが多かったりというのがなければ、非常に日本で活躍できる選手だなと認識しています。鍛えれば、もしかしたらDFもできるかもしれないし、非常にユーティリティーさもあるので、今後非常に楽しみですし、もっと日本に慣れてくれればいいなと思います」

Q:今季初先発の玉田圭司選手について、前線からの守備での貢献度が高かったり、ボールを握るところでもアクセントをつけていたと思いますが、監督はどう見られていましたか?
「そうですね。非常にいいところで(ボールを)もらっていたと思います。ただ、久々(の先発)なので、ゲームのスピード感が、ここで足が出てくるかとか、練習とは違う場面でちょっと失うところも多かったのかなと思います。さらに、切り替えのところで、ボールを失ったあととかポジションに戻る速さとか、そういうところについて、我々は勝点を稼がなくちゃいけない、積み上げない部分があるので、もう少し攻守の切り替えは要求をしていかなくちゃいけないのかなと思っています。今日の交代に関しては、久々の先発ということで、45分プラス15分か20分くらいかなと思っていたのと、ちょっと首の違和感もあるという報告もあったので、あの時間帯での交代になりました。今後また、いい競争をしてくれれば、非常にチームにとっては頼もしいなと思いました」

Q:藤本選手を入れられたあと、山村和也選手から澤上竜二選手に替えられましたが、あの交代の意図について。
「どちらかというと、ボランチというよりも、ソウザのセンターフォワードというかトップ下というか、3トップにして、3枚のボランチのようにしたところで、逆に前でプレッシャーをかけながら、ソウザのパワーみたいなものが生きるかな、もしくは生きそうな場面もあったのですが。攻守の距離感のところで、いい部分と、ちょっと隙を作ってしまうような場面があった。1人で行ける分、みんなが上がらないうちに行っちゃうところがあって、守備の距離感がまた出てしまうところもあったので、つなぎ役として澤上の運動量に期待して入れて、裏に出たり、ソウザのパスを生かそうということでした」

試合後のセレッソ選手コメント
試合後の冨樫剛一監督(東京V)記者会見コメント