7月20日(水)2016明治安田生命J2リーグ第24節
セレッソ大阪 1-3 FC町田ゼルビア (19:04/金鳥スタ/9,323人)
試合写真・コメントなど
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●相馬直樹監督(町田)
「まずは平日のナイトゲームでも、後押ししてくれるサポーターが遠く大阪までたくさん来ていただいたことに感謝したいと思います。今季初めての逆転勝ちだったのですが、最後まで選手が走って戦ってくれたのは、その声援が引き出してくれたと思います。改めて、ありがとうございましたとお伝えしたいなと思います。
 ゲームのほうは、立ち上がりに早い時間でワンチャンスのところで失点してしまい、セレッソは点を取ると時間を潰す…という言い方をしたら申し訳ないかもしれませんが、無理に攻めるとかではなくコントロールしていくというのが、ここ最近のゲームでも多かったのかなと思っていました。前半も我々は攻めていましたが、大きなチャンスというのは失点する前のワンチャンスと、そのあとにもう1度、中島(裕希)に来たチャンスくらいだったと思っています。
 0-1で前半を終えて、少し押しているけど、このままだとカウンターで仕留められてしまう…と思いながら後半に送り出したんですが、立ち上がりに非常に思い切ったシュートから、リフレクトもありましたが、やはり『打つ』というところから生まれた得点が、我々にすごく大きなエネルギーを与えてくれたと思っています。あそこから、当然ホームで勝ちたいセレッソが前にくるというなかで、うまく速い攻撃を出せるようになった。それが、最終的に逆転する形になった要因だったのかなと思います。
 前節で千葉に非常に悔しい逆転負け、アディショナルタイムで取られるというゲームをした我々でしたが、期間は短かったけれどもその反省とともに今日はひっくり返されず終われた。大きな成長になったと思います。今季を見れば、開幕で勝てなかったセレッソに勝つことができたというのも大きな成長かなと思っています。まだゲームはたくさんありますし、連戦のなかでも、次はホームに戻る。ここで1つすばらしいチームに勝てたことを自信に、次に進みたいと思います。ありがとうございました」
 
Q:今季初の逆転勝利で、初の3得点。2つ大きな壁をぶち破れた試合になったが?
「自分たちだけで何かが決まるわけではないと思いますが、ただ前節、非常に出し切った戦いをしたなかで、最後逆転されてしまった。でも出し切れたからこそ切り替えられた部分が、我々のなかでも選手たちのなかでもあったと思います。この短い期間で、ひきずってもおかしくないものを、セレッソというチームに本当にチャレンジャーとしてぶつかるというファイティングポーズを取ってくれたこと。それが結果として、今日1つの殻を破るところにつながったのかなと思っています。短い期間でファイティングポーズを取り直してくれた選手たちに感謝したいと思います」

Q:開幕戦では攻めても得点できなかったが、今日は敵地で3点を取って勝った。前半から前に前にとチャンスを作るなど、アウェイでも町田のサッカーをやり切れた手応えもあるのでは?
「正直、連戦でもありましたので、アウェイのサッカーで(臨んだ)というところもありましたが、先に失点してしまったこと、前回は攻めながらもずっと0-0で推移して、そのなかでセットプレーで取られて1ー0でクローズされてしまった。前回の開幕戦ではパワーを使った時間に点を取れず、後半そこをまた修正してきたセレッソに押し込まれる時間も増え、セットプレーで取られた。ゲーム全体を見たら、監督の立場からすると、やられてしまった試合だったと思います。今日はいろいろな流れがあるなか、先にあの点が入ったことも我々が逆転する力になった部分でもなり、後半の頭に追いつけたことも、反対にセレッソがホームだということや、今節(上位)3チームが勝点で並んでいるという状況も、そういうことから来る(セレッソの勝ちに行くという)焦りみたいなものも、我々に味方したのかなと思っています。そういうことを含めてというのもあるが、当然、選手たちの頑張りがなければ今日の結果はなかったですし、感謝したいと思います」

試合後の町田選手コメント
試合後の大熊清監督(セレッソ)記者会見コメント