8月28日(日)第96回天皇杯1回戦
セレッソ大阪 10-0 アルヴェリオ高松 (19:04KICK OFF/金鳥スタ/3,037人)
試合写真・コメントなど
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●大熊清監督(セレッソ)
「開始40秒くらいでシュートを外してしまったが、1点、2点が入るまでは、向こうも集中しているかなと思っていました。サイドからを軸に、サイドからのプレッシャーと、サイドからの攻撃という意味ではよくできたかなと思うのですが、まだまだ精度を欠く部分とか、後半の後半に、逆に相手にプレゼントを与える、相手にチャンスを与えるようなところがあった。何回かシュートまで行かれたところの甘さとか、そういったところを詰めなければいけないと思いました。ただ、非常にお互いが(力を)出し切って頑張れたかなと思います。
2回戦は京都サンガF.C.戦になりますが、当然、しっかりと全力でやりたい。チームとしては、藤本(康太)が本当に久しく先発出場ということになり、彼はもちろん、セレッソそしてファン・サポーターの方にとっても、非常に大きな意味がある試合になったと見ていました。ケガの再発とか、そういった心配のなかでずっとやってきたのですが、メンタル的な自信も含めて、これで少しふっきれた部分もあるかもしれません。ほかにもケガ人はいるのですが、総力戦で、サポーターとともにしっかりと天皇杯、そしてリーグを戦っていきたいと思っています」

Q:澤上竜二選手について、トップチームでは初ゴールを決めました。彼のここまでの歩みを含めて、総評をお願いします。
「我々が今年からU-23チームをはじめて、彼はオーバーエイジにもならずにU-23でもコンスタントに出場できる年齢なのですが、トップチームに入ってずっと控えが続いていて、実践を積ませたいという気持ちがあったが、なかなかチーム事情でできなかった。大学時代とはやっているサッカーも違いますし、そういったなかでボールを受けるところだったり、練習試合を含めて、あのポジションで点をゲットするというところまではいっていなかったのですが、(この試合では)少しふっきれた部分もあると思う。ただ、やはりまだボールを受ける回数というところ(は課題)。前を向くと非常に強烈なものを持っているのですが、チームのリズムを作るとか、引いた相手に対して間のスペースでもらうとか、そういうところをずっと指導してきたが、100点満点あげられる状況ではたぶんなかったと思っています。ただ、彼もいろんな気づきとかがあったと思うし、シュートも何本か外れたりゴールポストに当たったところもあったとはいえ、ああいった(シーンでの)前を向いたところでのストロング(強み)とかもあるので、なるべくそういったいいところも見ながら育てたいと思っています。レベルが高くなったとき、前段での準備だったりがきちっとできないと、なかなか通用するレベルではないと思うので、これからはそこをしっかりとやっていくことが必要になるのかなと思います」

Q:今日はほぼ現状のベストメンバーで臨まれました。もう少しメンバーを変更するとも思われたなか、あえて現状のベストメンバーで臨まれたのは、昨年の教訓などもあってのことでしょうか?
「そうですね。ただ、今は勝ちにこだわってやるということが、セレッソにとって非常に大切なことで、試合のなかでももちろんそうなのですが、1つ1つのプレーについて勝っていくというこだわりみたいなものが、今のセレッソと、将来のセレッソに非常に必要なことかなと思っています。そして、競争と強調のなかでつかんできたもの、もしくは高いレベルのなかで(今後に)つながるような選手というところを見極めた部分もあります。昨シーズンは1回戦で敗れ、確かにサポーターにも非常に残念な思いをさせたこともありますが、この大会はアジア(AFCチャンピオンズリーグ)につながることもあり、それはセレッソの目標の1つでもある。まずは1回戦を突破する、その第1歩をしっかりと勝利したいというのが、正直言ってありました。次の相手も、京都という強豪でライバルでもあるので、そういう(勝つという)ところと、チャンスを与えたい選手もいる。そういう意味でも、当たり前かもしれませんが、どうしてもまずは1回戦を突破して、次戦もまた頑張っている選手たちにチャンスを与えたいし、そういったなかで勝てるような準備をしていきたい」

試合後のセレッソ選手コメント
試合後の柿本大輔監督(高松)記者会見コメント