9月18日(日)2016明治安田生命J2リーグ第32節
ギラヴァンツ北九州 0-1 セレッソ大阪 (14:03/本城/2,434人)
試合写真・コメントなど
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●大熊清監督(セレッソ)
「まず雨で遠い中、多くのサポーターが一緒に戦ってくれて、いつも感謝していますし、今日もありがたく力になりました。北九州も、立ち位置は違いますが、お互い(の目標に向かって)苦しいなか、戦術もしっかりしていますし、楽な試合にはならないと思って臨みました。
 最後は(杉本)健勇が決めたんですけど、前半からある程度ボールを回すことはできました。ただ、ゴール前の迫力とか枚数とか、そういう意味ではなかなかこじ開けられそうにない時間帯も続いたということで、後半からモビリティーを出すために調子が上がっていた清原(翔平)を出して、もう少し前線の迫力やモビリティーを出した上でゴールを狙っていこうという交代をしました。健勇に関しては、紅白戦もやらずにぶっつけ本番だったんですけど、彼のセレッソに対する気持ちとかチームを勝たせたい気持ちを買って、彼も『行ける』ということだったので、少しリスキーな部分もあったのですが出場させたということです。締めのリカ(ルド サントス)も含めて、今は後から出た選手が役割を果たしてくれて、流れを変えたり具体的な結果を出してくれています。そのことが、得点や勝利につながっていると思います。2試合連続で完封できましたが、引き続き、GKも含めた粘り強い守備をしながら得点も目指して、サポーターとともに1試合1試合戦っていきたいと思います」

Q:復帰戦で決勝点を決めた杉本健勇選手について。この試合に連れてくること、試合に出場させることも含め、様々な考えがあったかと思います。交代で出場する時間帯も想定よりも早かったのかなと思いましたが、彼の決定力に期待した部分も大きかったですか?
「健勇に関しては、前半の流れから見れば、後半から出したいくらいでした。ただ、紅白戦もやっていない、合流して日も経っていないので、やはり45分はムリだろうと。なので、30分強出すことを考えて調整しました。そういう意味では、よくもったのかなと思います。ただ、休んでいる時間も少なかったですし、今のメンタリティーであれば、どうにか30分強はもつのではないかと。攻守に渡って、持てる力を十二分に発揮してくれたと思います。今後、どういう使い方をするかは、また考えていきたいと思います」

Q:試合開始から強く降り続いた雨の影響は、どの程度ありましたか?
「非常にいいピッチなので、雨のせいにすることはできないと思います。相手が引いたなかで、人を越える動きやパスのテンポ(が足りなかった)。ボールを持てる分、遅かったり、相手のほうが帰陣が速かった。ボールを取った後の縦への迫力(のなさ)と、ボールの持つ時間やテンポ(の遅さ)は、雨のせいではなく、相手にきちっと守られたのかなと思います。取った後のカウンターや縦に入れる意識は、相手が引くことによって、前半は遅かったのかなと思います。このシステムであれば、縦のサポートをしないと人数が少ない。飛び出さないと、ゴール前の迫力は出ない。そういうところは今後、練習でさらに積み上げていきたいと思います」

試合後のセレッソ選手コメント
試合後の柱谷幸一監督(北九州)記者会見コメント