2月25日(土)2017明治安田生命J1リーグ第1節
セレッソ大阪 0-0 ジュビロ磐田 (15:03/ヤンマー/33,208人)
試合写真・コメントなど
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●名波浩監督(磐田)
「今季ファーストゲームということで、緊張、緊迫、不安、期待、いろんな心境が入り混ざった感じで選手たちはスタートして、案の定、固いゲームになるかなと、そのとおりになったのかなと思います。ただ、セレッソの分析をしているなか、何試合か観ていて、もう少し前からボールを奪いにきたり、高い位置を保って守備を仕掛けて来ることが何回かあったので。そこは戦前の予想とは違って、ちょっと我々もボールを回す時間が非常に長すぎて、前が動き出せない、スペースがない、そういう負の連鎖に陥ったのかなと。残念なところは、そういったなかでも川又(堅碁)が何度もアクションを起こしていたにもかかわらず、それにプラスアルファがちょっと足りなかったので。特に(中村)俊輔が落ちた(下がった)ときに、ムサエフだったり、川辺(駿)だったり、太田(吉彰)やアダイウトンはもちろんですが、その辺が川又と連動して動けるような、そういった流動性が生まれていれば、もう少しゴール前のシーンが増えたのかなと思います。後半、その辺も含めて、それから、奪ったあとの一発目の川又の動き出しも含めて、25分くらいまでは何回かいいシーンも生まれて、シュートまではいかなかったですが、なんとなくはやろうとしていることや、相手がはめようとしている前に仕掛けることが、でき始めていました。ただ、そのでき始めていたところで、ちょっとずつ、奪ったあと(ボールを)運んでいる最中に後ろからつつかれたり、イージーなパスをひっかけられたりと、自滅したかなと思います。今、選手たちにも言ったのですが、納得、満足はまったくしていません。よく勝点1を持って帰ったなというゲームだと思うので。次節以降、この反省をいかして臨みたい」

Q:守備面で無失点を終えた評価について
「終了10分前に何シーンか危ないシーンもあったのですが、それ以外は、中締め、横へのスライドが非常に速かったので、相手がパスしたいところにボールがうまく入らなかったと思います。逆に入れられたシーンというのは、明らかに我々がスライド、カバーリングが遅かったシーンだったと思うので、選手もわかりやすく反省できていると思います。いろいろ整理されたなか、守備は構築できたんじゃないかなと。もちろん、100点じゃないですが、守備だけをとしたら、合格点を与えてもいいのかなと思います」

Q:後半、ロングパスから攻めることも多かったと思うが、監督は後半どういう狙いを持っていたか
「前半の前もそうでしたが、奪ったあとのファーストプレーの質が特にキーになると思ったので。後半立ち上がるとき、動き出しの流動性を重要視しろと言ったなかで、奪ったあと、川又がシンプルに背後に動き出してくれたので。そこで何回かチャンスになりかけましたが、あれは今後も継続していいと思います」