7月8日(土)2017明治安田生命J1リーグ第18節
セレッソ大阪 2-1 柏レイソル (19:03/金鳥スタ/16,759人)
試合写真・コメントなど
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●尹晶煥監督(セレッソ)
「今日、後半戦初戦でした。前半戦僕らは1回(柏に)負けたので、今日は勝とうとする気持ちが強かったです。でも、立ち上がりから、僕が思っているとおりにはうまくいかないこともありました。そういう状況だとしても、選手たちはあきらめず、闘志を燃やして、いい姿を見せることができました。観客から大勢の方々にすごい熱い応援をいただき、すごく力になり、選手たちは頑張って走ることができたと思います。試合に関して、大事なのは、最近2試合とも先制点を許してからの展開になっているので、そこは修正しないといけないと思います。まず、そういう癖がついてしまうのは、悪いこと。なぜかというと、こういう暑い天気のなかだと、2倍の力がいりますので。それに関してはもう1回選手たちと話して修正すべきところだと思います。もちろん、いいプレーができた選手もいれば、よくないプレーをしてしまう選手も出てきます。でも、今、選手たちは全員、ひとつだけ、上ばかりを目指して走っている。なので、いい結果を得られている。もっと奮闘していけるように、油断する気持ちをなくすことが大事になると思います。1試合1試合を最善を尽くして頑張ってやっていきたいと思います」

Q:前回敗れた相手に、前回同様に先制されるなか、今回、前回に比べて成長したところは具体的にどういうところですか
「この前(の対戦)、前半戦だと、失点後にあきらめている、そういう姿が鮮明に見えていました。でも、選手たちは(今回)もう1点、もう1点と、決めようとする気持ちを持っていたので、(0-1からでも)1点を先に決めれば、僕らの流れに持っていける、そういう気持ちがありました。あきらめない、最後まで戦う、そういうメンタル的な面もすごく変わってきていると思います。本当にきついですが、本当に勝つために最後の最後まで集中してやっていくというところは、セレッソ大阪はすごく変わってきて、よくなっているんじゃないかなと思います」

Q:選手交代についてお伺いします。澤上選手を前に入れて、杉本選手をちょっと左に置いたように見えました。ゴールが決まる前の交代でしたが、あの狙いについて教えてください
「杉本選手と(山村)和也選手が、相手との球際のところで負けている印象がありました。なので、(澤上)竜二を入れて、球際のところを優位にもっていきたかったです。そして、身長の高い選手3人を前に置きましたが、サイドからのクロスをもっと多くすることを狙いとして持っていきました。なので、システムを3バックに変えることを決断しました。もっと攻撃的に出て行かなければと思いました。幸いにして、得点でき、逆転(ゴール)まで決めることができましたが、ポジショングについて少し整理できていない部分もありました。なので、和也選手を下(DF)に下ろして、(田中)裕介選手をサイドにして、水沼宏太を1個前に上げるという、いつものとおりのシステムに変えました。いい結果が出たのでよかったと言えると思いますが、その前に、もっと気を引き締めてやれば、もっといい結果が出たんじゃないかなと思います」

Q:前節終了後は暫定首位でしたが、今節、文句なしの首位に立ちました。言葉にするのは難しいところもありますが、あえて、首位に立てた要因について言葉で表していただけますでしょうか
「一番大きいと思うのは、選手たちの本当にすごい(勝利への)意欲だと思います。勝負にこだわって、『絶対に負けないぞ』という気持ちが、その1つだと思います。そして、先ほども言いましたが、選手たちは最後の最後までどんな状況でも、あきらめることなく最後まで走るというのがあり、そういうことがうまく調和して、今の原動力になっているんじゃないかなと思います」