7月22日(土)2017明治安田生命J1リーグ第22節
セレッソ大阪 4-2 浦和レッズ (19:04/ヤンマー/32,711人)
試合写真・コメントなど
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●尹晶煥監督(セレッソ)
「僕らは首位に立っている状況で浦和との対戦になりましたが、順位を気にすることなく(戦い)、すばらしい姿を見せてくれたと思います。こんなにたくさんの観客の前では、(あまり)よく勝つことができなかったという話を聞いたことはありますが、最近は大勢の方々の前でもしっかり勝っていくことができて、非常によかったと思います。非常に大勢の方々に力をいただいて、その力で勝つことができたと思います。いい結果を出すことができて、すごくよかったです。選手たちがピッチの上ですごくいいパフォーマンスを見せてくれました。そういう選手たちに『ありがとう』そして『ご苦労様』とメッセージを贈りたいと思います。
試合内容に関しては、僕らは前半に複数得点ができて、流れを優位に持っていくことができました。失点のところはすごく残念に思いますが、いい結果を持ってくることができたので、そこは大丈夫。でも、やはり許すことはできないものなので、選手たちにもう1回しっかり話してやっていきたい。
首位というのはそんな簡単に維持できるような、そういう位置ではないと思いますが、選手たちはすごく前向きに頑張っていると思います。そして、すぐにカップ戦とリーグ戦が続きますが、僕らは全選手、本当にいい雰囲気のなかでみんなで最善を尽くしていこうと日々取り組んでいます。非常にいい雰囲気を持ち続けることができればと思いますし、このいい雰囲気を持ち続けるために、いい準備をしなければいけないと思います。そして、精神的な面もすごくいい準備ができなければいけないと思っています。
今日の喜びは今日だけ感じて、また明日から切り替えて、次の試合に向けて準備できるようにしたいと思います」

Q:2つ質問します。1つは、これまでセレッソはデータ的に後半の得点が多いと出ていた中で、今日は前半で4得点を決め、これは今季初めてのことでした。試合前に何か特別に選手たちに檄を飛ばされましたか?
もう1つは、セビージャ戦は厳しいレッスンを受けた形になりましたが、そこからの最初の試合で、選手・チームに変化は見られましたか?
「まず、セビージャ戦からの変化について話しますと、セビージャ戦の影響はそこまでなかったと思います。もちろん、学んだことはたくさんありますが、その試合と、今日のリーグ戦とはまた違うので、そういう考えは多くはやっていなかったと思います。ただし、勝とうとする、そういう気持ちと、ピッチのなかでうまくいかなかったとしてもお互いに話し合って修正しようと、そういう姿が見られました。なので、今日の結果につながったと思いますし、こういうふうに(スコアに)出たと思います。
僕らは毎回、先制点が大事だという話をしていますが、浦和の選手たちがまだ整備できていなくてつらそうにしているときに、僕らがスムーズに得点することができて、試合を優位に持っていくことができたと思います。1つ残念に思うのは、後半に追加点ができればもっとよかったと思いますが、でも、体力の部分も考えて、開いているスコアを維持して終えることができたので、それはまずよかったと評価したいと思います」

Q:杉本選手が2得点を決め、J1で初の2桁ゴールを達成しました。監督から見られて、シーズン序盤と比べて成長した部分、現在の評価について聞かせてください。
「すごく自信を持つようになりました。そして、ゴール前の集中力もすごくよくなりました。一番大事なのは、ゴール前にしっかり入っていることです。なので、それが得点につながるシーンがすごく多く出ているように思います。以前だとすごく引いていてゴール前に走り込むのが遅く、(ゴール前へ)入るのが遅れたりすることが多かったのですが、そういうところが発展、成長できて、うまく修正できています。それで今の得点(につながるプレー)もスムーズにできていると思うし、多くの得点もできていると思います。もちろん、杉本選手だけでなく、全選手そういうことをよく考えながら走っているので、得点によくつながっていると思います」