9月23日(土・祝)2017明治安田生命J1リーグ第27節
セレッソ大阪 1-4 ベガルタ仙台 (19:03/金鳥スタ/15,262人)
試合写真・コメントなど
----------

●渡邉晋監督
「アウェイの大阪の地にたくさんの仙台サポーターが駆けつけてくれました。キンチョウスタジアムは相性がいいスタジアムということで、戦前から番記者さんたちにも言われていたのですが、実際に今日、またこのような結果を持ち帰ることができて、非常にホッとしています。何よりもサポーターに勝点3を届けることができてよかったと思っています。前回、セレッソさんと対戦したときは、カウンターで自分たちが苦しんだ。それに対して、どのように対応していくかというのを、この1週間だけじゃなくて、中断明け以降ずっと、そのようなことをトレーニングしてきました。実際に、そこで少し攻撃の迫力がなくなったりというような弊害もありましたが、ようやくいろんなバランスを整えて、リスクマネジメントをしながらも、相手にも脅威となるようなアタックというものも表現できるようになったのかなと思います。ただ、選手にも言ったのですが、まだまだミスが多いと。これをなくさないと、勝点は積み上げられないので、そういうところはもっとシビアになって修正して、また次のゲームに臨んでいきたいと思います」

Q:先制した場面はサイドを振ってから生まれた、かなりいい形のゴールだったと思いますが、あの形は狙っていましたか?
「狙っていました。ただ、それをやるのに、時間がかかりすぎました。もっと早い段階にあれをやれていれば、相手陣に押し込めましたし、おそらくチャンスも作れたと思います。見え方が、外から見ているのと、中にいる選手と、少し差があるのかなという感じは思っていたのですが、それでも、ちゃんとそこ(狙い)を見つけて、そこを出せてやれれば、ああやってチャンスを作れるというのを、選手たちが自分たちであのゴールによってたぐり寄せたというのは、成長の証かなと思います。ただ、もっと早い段階でああいうのを繰り出すことができれば、もう少し我々のペースで前半の頭からゲームを進めることができたのかなと思っています」

Q:後半、ちょっと相手に押されたときに、石原直樹選手が傷んだこともありましたが、そこで野沢拓也選手を投入した意図を教えてください。
「まず、守備がはまらないという感覚は、僕にはなかったです、すみません。もちろん、我々が先にスコアを動かせば、ホームチームである相手は出てきますし、それを一度受けたくはなかったのですが、受けざるを得なかったというところはあったと思います。ただ、我々がちょっとプッシュアップしたい場所とサイドというのがあって、それを実際にやれていたのは、むしろ後半のほうがスッキリしたんじゃないかなと、僕は思っていました。そのあとに、ナオ(石原)が足をつって交代を要求してきたので、交代させるというところのカードとして野沢を投入したのは、ベンチにはクリス(ラン)だったり(西村)拓真だったりが控えていたのですが、彼のボールキープの能力の高さに、今日のゲームはかけたほうがいいのかなと思っていました。どうしてもクリスが入ると、アバウトに蹴るボールが増えてしまうので、相手の2センターバックと競り合っても50/50になってしまいますし、それでどっちに転ぶんだとやるよりかは、地上戦でいって、拓也のところでしっかり収めて、相手陣でプレーする時間を増やしたほうがいい。そういう狙いがあっての、野沢の投入です」