10月25日(水)第97回天皇杯準々決勝
セレッソ大阪 2-0 大宮アルディージャ (19:03/金鳥スタ/4,526人)
試合写真・コメントなど
----------

●伊藤彰監督(大宮)
「大阪までファン・サポーターの皆さまに来ていただきましたが、そこで勝利をプレゼントできなかったことは誠に申し訳なく思っています。我々の目標としては、昨年ベスト4まで来ていましたので、その成績を上回るということで今日の試合に臨みました。
 試合内容としては、我々がやろうとしているサッカーができているものの最後を決めきれないというところ。アタッキングサードに入って、チャンスは何回かありましたし、ゲームを支配しながら進めていくというのはある程度できたかなと思っています。ただ、失点シーンでは、セットプレーのこぼれでニアでやられた。やはり個の強さというか、球際の強さは、今日のゲームのなかで1つ感じたところだと思います。これをしっかりとリーグ戦につなげていかないといけないと思っています。
 後半に入って、15分間だけはしっかりと我慢をしながら、0-1から追い上げよう、パワーをかけて行こうというところだったのですが、失点をしてしまい、左サイドでうまく、深く行かれて、球際のところでしっかりプレスがかからない状況で、逆サイドでやられた。やはり、球際のところ、前半もありましたが球際でパワー負けをしたかなと感じました。後半はある程度、オーガナイズを少しいじりながら、攻撃的なところはできたかなと思っています。結果では満足いかなかったと思いますが、試合内容としてはやろうとしていることは間違っていないのかなと思いました。この悔しい思いをしっかりと晴らせるよう、選手一丸となって戦って、次の日曜日のセレッソ戦(10/29@金鳥スタ)につなげていきたいと思います」 

Q:週末の試合に向けた+αを得ることもテーマとしてあったと思います。今日の試合から、週末の同一カードに向けて得られた収穫は?
「まずはゲームの主導権を握りながらサッカーができたということ。これはしっかりプラスしていかないといけないと思います。
 リーグ戦の話になりますが、前節・前々節としっかり守ってカウンターというところで、その速い攻撃は少し形になってきたところもあります。それに+α、ゲームのイニシアチブを取って自分たちの時間を作るというところでは、今日のゲームで選手たちはすごくやってくれたかなと思います」

Q:マルセロ トスカーノ選手のボランチ起用は奇策にも思えました。特に大山啓輔選手との関係性など、どんなプレーを望んであそこで使い、実際どうだったか、聞かせてください。
「彼は本当にいろいろなことができるユーティリティーな選手だと思っています。守備のところは少し難があったかなと今回は思っているのですが、ゲームをコントロールするというところでは彼があそこのポジションでボールを動かしながら攻めにいくというところ。運動量のある選手なので、後ろでボールを握りながらも、ゴール前に入っていくところを期待して入れました。
 効果的には、本当にボールを握れていましたし、ゲームコントロールをしながらチェンジサイドをしたり、そういうところを求めていたので、そういう意味では僕自身はすごく満足しています。ただ欲を言えば、そこからゴール前に入ってきて点を取るところまで彼が持って行けたら、もっとパーフェクトに今日はゲームをできたのかなと思います。
 課題としては、彼がそこに入ったときの守備というのを考えなければいけないと思いました。今日のゲームではそういうところです」