10月29日(日)2017明治安田生命J1リーグ第31節
セレッソ大阪 2-1 大宮アルディージャ (16:03/金鳥スタ/8,998人)
試合写真・コメントなど
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●伊藤彰監督(大宮)
「まずは大阪まで、この雨の中でファン・サポーターの皆様が応援してくださったのに、勝ちきれなかったということ、本当に申し訳なく思っています。前半にアクシデント(退場)があって、そのなかで我々が立ち直る前にセットプレーで失点しまったところ、まずそこはしっかりと反省しなければいけないと思っています。もう少しやり方があったのではないかと、私自身ももう少し早く手を打つべきだったのかなというのは、前半のところではちょっとそう思いました。
 選手たちは、最後の最後まで戦ってくれていたと思います。後半に入り、瀬川(祐輔)とマルセロ(トスカーノ)2枚を投入しました。それは、我々が勝点3を取りに行かなければいけないというところで攻撃的な2枚のカードを切って、より一層攻撃に比重を置きながら失点しないでなんとか追い付いて、そのあと逆転というところまでいきたかったのですが、先にセットプレーで、一番恐れていたセットプレーで取られてしまった。このグラウンド状況だったり、こういう状況で、一番セットプレーが勝敗の鍵を握るのではないかと、選手たちにはそういう話をしていました。我々が逆に失点してしまったというところで、もっともっと強くやっていかないといけないかなと思っています。
 セレッソさんもすごくすばらしいチームで、我々は本当に1人ひとりが100%、120%の力を出せなかったら勝てないゲームだということはわかっていましたので、最後の最後まで戦ったことについては選手を称えたいと思います。ただ、勝点3を取れなかったことはすごく残念ですし、残り3戦に向けて、もう1回気持ちも身体もやり直していかなければいけないかなと思います」

Q:前半に退場者が出てから残りの75分ほどのゲームプランについて、退場者が出た当初はどのように考えていたか?
「当初のところでは、流れ的にはそこまで悪くなかったと思っていましたので、少しそのままでいこうという状況も考えていました。しかし、先にセットプレーで取られてしまい、もう少し守備に比重を置くべきだったかなと。私の判断がちょっと遅くなったのは、前半で先に点を取られた、この試合の敗因の1つになったのかなと思います」

Q:天皇杯準々決勝もそうでしたが、今日もセットプレーで2失点を喫しました。ゾーン(ディフェンス)の外でやられたところもあり、以前からそこはある程度仕方ない面もあると仰っていましたが、それにしてもという印象も正直あります。今後の改善について、どのようにお考えでしょうか?
「今から(セットプレーのときに)マンツーマン(ディフェンス)に変えるのはすごく難しいのかなと思っています。もしかしたら、ちょっとしたアレンジを加えて、ゾーン+マンツーマンにしたりだとか、ゾーンのところをもうちょっと改善していかないといけない。2失点目のあ後も柿谷選手をフリーにしてしまったり、すごく見受けられたところなので、そこは我々ももう1回考え直して改善をしていかなければいけないかなと思います」

Q:本日の試合で河本裕之選手、大前元紀選手がメンバー入りしなかった理由を教えてください。
「河本は少し体調がよくなかったというところもあったので、今回は連れてきませんでした。体調が治り次第、ゲームにはたぶんいけると思います。大前に関しては前節、前々節から、彼に求めている結果というところでは、私自身がまだまだ納得いく数字ではないというところ。本来、彼はこのチームを引っ張っていかないといけない。今季まだ2得点2アシストというところでは、私自身が納得いかないところがある。ただ、彼にはすごく期待している部分がありますので、残り3戦、彼の本当の力を出してもらいたいと思いますし、そのためにトレーニングからしっかりアピールしてもらいたいと思っています。単純に、戦える選手でやっていくというところは、僕自身は変えるつもりはありません。自分自身がどれだけ戦えるかどうかというところをもう1回見つめ直して、残り3戦を戦ってもらいたいなと思います」