11月18日(土)2017明治安田生命J1リーグ第32節
横浜F・マリノス 1-4 セレッソ大阪 (14:03/日産ス/34,153人)
試合写真・コメントなど
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●尹晶煥監督(セレッソ)
「ルヴァンカップで優勝した後の初戦になりましたが、大勢の方々から、もう1回、力を与えていただきました。今日、スタートは良くはなかったんですけど、後半は選手たちも盛り返して、うまくいく部分が多く見られました。選手たちは最後まであきらめることなく、落ち着いてプレーしたことで、こういう結果も得られました。選手たちにとっては、カップ戦を優勝したことで大きな力になったと思います。その経験をこの試合で生かして見せてくれたのではないかなと思います。リードされても立て直していく姿もすごく良かったですし、僕らのチームにはなかったことができて、振り返ってみればすごく良かったなと思います。これからリーグ戦2試合が残っていますが、僕らの手で3位以内を確定できる土台を作ったと思います。残り2試合で、しっかりACL出場権を獲得したいと思います。選手たちも、今日の試合でもその気持ちを表現してくれましたし、十分可能だと信じております。本当に大勢の方々から大きな力をいただきまして、これ以上ないうれしさがあったので、これからも感謝の気持ちを返していきたいと思います」

Q:「前半の入りは悪かった」というお話がありましたが、後半は内容も良くなり4得点で逆転しました。ハーフタイムに選手たちに何を伝えましたか?
「前半も失点シーン以外は相手にチャンスを与えたとは思いませんが、内容的に見ると、(攻撃で)中央ばかりにこだわっていたので、打開していくのに単純なパターンになってしまったのではないかと思います。後半からは、『サイドの深いところまで進入することができれば、中央でチャンスを掴める』という話もしました。連続性を持って流動的に動いたことで、相手は僕らの選手たちを掴みにくくなったのではないかなと思います。そして、重要なのは、前半より後半のほうが決定力が良くなったことです」

Q:前半は清武弘嗣選手がサイドから中央へ行くなど、幅広く動いていました。後半に1得点1アシストをしましたが、全体的に今日の彼のプレーはどう見ていますか?
「前半は、全体的に力が入り過ぎていた部分があったと思います。ただ、その部分は十分に修正できる選手たちです。なので、キヨ(清武弘嗣)、(柿谷)曜一朗、(水沼)宏太、(杉本)健勇、みんなで話し合って、うまく修正できたと思います。僕の立場からすると、選手たちは(自分の狙うところを)すごく理解してくれています。試合をもっと楽しくやっていけるようにしているのではないかと思います。失点シーンに関しては修正しないといけないですが、今日は全選手が落ち着いて、良いプレーを見せてくれました」

Q:前半の途中から、守備でうまくプレスをかけられるようになって、相手のリズムを消したと思います。また、会見の冒頭で「チームにはなかったことができた」とおっしゃっていましたが、具体的にはどういうことでしょうか?
「まず、後者については、セレッソと言えば、(かつては)失点すれば追いつくパワーに劣るという評価があったと思いますが、今年に入ってからはそういう部分はなくなって、逆転までできる力が付き、成長していると思います。
 守備については、最初は4バックと中盤4人のコミュニケーションが円滑にできていなかった部分があったので、それで焦れてしまうようなシーンも見られました。その部分を修正して、うまく対処できたと思います。それと、皆さんもご覧になった通り、相手より体力的に上だったので、守備も円滑にできたのではないかと思います」