3月2日(金)2018明治安田生命J1リーグ 第2節
セレッソ大阪 3-3 北海道コンサドーレ札幌 (19:03/金鳥スタ/10,415人)
試合写真・コメントなど
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●ペトロヴィッチ監督(札幌)
「1試合で6ゴールも入ったゲームであれば、いいゲームであったと言っていいと思います。よく、多く得点が入ると、点を取られたほうのチームは『なぜそれだけ失点したのか』と、失点の数を気にすることが日本では多いと思います。でも、得点が多く入ったことは、お互いがよりリスクを負って攻めた証だと、スリリングな展開だったと思います。
前半は0-2とリードされたのですが、私自身は前半も決してセレッソに劣っていたとは思っていません。前半の2失点とも、自分たちがボールを持っているところからの失点だったと思いますが、ミスから失点はしましたが得点のチャンスも作れていました。もったいない失点で、2失点目はファウルではなかったかと微妙なシーンでしたが、いずれにしても自分たちがボールを持っているところからの失点でした。
ハーフタイムに選手たちに話したのは、『前半の出来は決して悪くなかった。続けていけば、必ず我々が得点を取って追いつける。だから落ち着いていこう」と。その言葉通り、選手たちは落ち着いてプレーをして、その中から得点をして、同点に追いつくことができました。後半に関して言えば、我々がセレッソよりも走り勝っていたと思いますし、運動量の部分で相手を上回る中で、後半は相手より多くのチャンスを作れていたと思います。
チャナティップの選手のチャンスや菅選手のチャンスが入っていれば、もしかしたら我々が勝利まで持っていけたかもしれない、そういった展開まで作れました。開幕の広島戦も今日のゲームも、自分たちがボールを持っているところからミスをして失点しているわけですけど、我々が狙いとしているところ、やろうとしているところは選手たちはできています。そういったところでミスが起きて失点するのは、自分たちが目指すところに向かって戦うプロセスだと。平均年齢24歳の若い選手たち、おそらくJ1の中でも一番若いスタメン選手たちがこれから成長していく上で、そうしたミスも起こるだろうと。ただ、我々が見せているサッカー、目指しているサッカーは期待が持てる、将来性があると思います。我々が向かっているのは間違いなくいい方向だと示せたゲームだと思います。
今日は平日のナイトゲームにもかかわらず、遠く札幌から駆けつけてくれたサポーターの皆さんにも感謝したいと思います。ともに戦ってくれたことをうれしく思いますし、感謝しています」