3月18日(日)2018明治安田生命J1リーグ 第4節
ヴィッセル神戸 2-0 セレッソ大阪 (16:03/ノエスタ/20,108人)
試合写真・コメントなど
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●吉田孝行監督(神戸)
「まず久しぶりにノエビアスタジアム神戸で勝利できて、うれしく思っています。
試合を振り返ると、前半は自分たちの狙い通りの試合ができて、そんな中で先制点が生まれました。後半は少し相手も出てきたので押し込まれ苦しい時間もあったのですが、なんとかカウンターでルーカス(ポドルスキ)が得点してくれました。あの追加点でゲームが楽になったと思いますし、試合全体を通して見ると自分たちのやりたいポゼッションサッカーというのはある程度はできたと思います。でも、これを続けていかないといけないですし、まだまだです。もっとレベルアップしていかないといけないのですが、ただ今日は選手たちが守備の部分でプレッシングに行って、奪われてもすぐに奪い返しに行くところを集中力を高く実現してくれて、勝てたと思います」

Q:いつも以上にサイドからクロスが多かったように思うが、それはセレッソ大阪のストロングポイント封じの意味があるのか?
「今シーズン、我々は徹底してクロスを上げるというのを言っていて、最初の2試合はリーグで1位のクロス数でしたし、今シーズンは圧倒的にクロスが多くなっています。それは、前線に大きい選手が多いというのもありますし、相手DFラインを下げさせるという狙いもあります。アタッキングサードでいろいろとやろうというよりは、まずクロスを上げていこうと。前でいろいろやるより、今はもう少しポゼッションのところに時間を割いている感じです」

Q:後半、ハーフナー マイク選手ではなく、渡邉千真選手を入れた理由は?
「今日の試合はプレッシングに行きたいということで、最初は大槻周平でスタートしたんですけど、それが結構効いている、相手が嫌がっているように見えたので、大槻の足がつった時点で(プレスがかけられる)千真に。彼には2度追い、3度追いをしてくれと言って入れました」

Q:郷家友太をスタメンに使った意図と評価は?
「意図は、セレッソはブロックを組んでくるというところで、とにかく間、間でパスを受けてほしい、そういうことができる選手ということで使いました。
 評価としても僕が今までキャンプから見てきた中で、今日のパフォーマンスが一番だと思いますし、期待に応えてくれたと思います。ヘディングの惜しいシーンもありましたし。近いうちにゴールも見られるのかなと思いました」

Q:ポドルスキのペナルティーエリア内でのプレーは脅威だと思いますが? 
「確かにペナルティーエリア付近でプレーすると怖いですけど、彼自身はボックス内でプレーするというよりはボックス付近でプレーする選手。うちのチームがポゼッションをする中で、少し下がってゲームを作った上でボックスに入っていくというのをチームとしてやっている。確かにボックス内にいるに越したことはないけれど、ボールが来ずにストレスを溜めるよりはボールに絡んでもらったほうがいい。今日も何本か田中順也などにいいスルーパスも出していたと思いますし、ああいうスルーパスやサイドチェンジのパスを出しながら、最後は自分もゴールを奪いに行くのがチームとしてやっていることです」