5月2日(水)2018明治安田生命J1リーグ 第12節
名古屋グランパス 0-0 セレッソ大阪 (19:03/パロ瑞穂/13,220人)
試合写真・コメントなど
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●風間八宏監督(名古屋)
「90分、立ち上がりからうまくやろうということで、集中力をすごく維持して良くやれたと思います。まあ、流れがこっちに傾いていた時に退場はちょっと痛かったですけども、選手は90分、途中から出た選手も含めて自分たちのやろうとすることをやったというふうに思います」

Q:復帰したばかりの新井一耀選手を起用した意図は?
「起用の狙いというよりも、今の時期だと復帰をさせようにも1週間の間がないですから、普通であればトレーニングマッチなどいろいろなことをやりながらできるんですが、彼と相談して、もう行ってしまえと。できるところまでという話で。実際、彼も最初は怖がっていましたけども、僕も選手の時にそういう経験がありましたので、やるだけやってみようと。そしてよくやってくれたと思います」

Q:チームとしてジョー選手の使い方がうまくなったことを感じました。しかし、もう少しボールを欲しがる選手が出てきたほうが良いとも感じましたが?
「そうですね。2つあります。ジョーのほうに関しては、相手が寄ってくるのでジョーのところに飛ばすということをみんなが見出した、見え出した。これはいつも言っている通り、やっていけないことなどないので、そういう意味ではだいぶ見え出したなということです。それからジョーのコンディションも上がってきたということもあります。
 それからもう1つのほうは、守備で自分たちの形を崩しすぎてしまう、特に今日は両サイドが引く必要のないところで引きすぎて、自分たちがまた出ていくときにパスをもらうのがすごく難しくなってしまった。後半は途中から良くなりましたけど、攻守一体ということはそういうことで、自分たちがどのぐらいのゾーンでやるか、1人ひとりが戻る位置あるいは立ち位置はすごく大事です。そこを若い選手たちが理解するようになれば、もっと楽にボールを回せるようになると思います。受ける、受けないというよりも、自分たちが攻めるためにすべてのフォーメーションはあるということを、もう少し個人戦術を含めたところで理解すると、もう少し楽になると思います」

Q:今日は自陣ゴール前の守備が良かったことがあると思います。連敗を8で止めたことも含めて、この結果をどのように感じていますか?
「なるほど、守備のところはもともと言っているし、やっているところなんですよね。ですから立ち位置であったり、どうやってスペースを埋めるかということ。そんなにピンチは多くないはずですから、今まで失点していたのは個人戦術のところだったと思うんですね。そこをしっかりしようということで、今日はみんなが相手をフリーにしなかったことが、1つありました。
 それと今ずっとテーマにしている90分をどう戦うかということで、良い時間帯があるのに失点してしまう。そこのところ、90分をどう戦うかということを選手たちは今、意識しながらやってくれています。今日はそういう意味では、前回、前々回よりもその点において一歩前に行ったかなと思います」