7月12日(水)第97回天皇杯3回戦
アルビレックス新潟 2-3 セレッソ大阪 (19:00/デンカS/3,104人)
試合写真・コメントなど
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●木本恭生選手
「(Q:ご自身の決勝点を振り返ると?)
延長戦に入る前から、途中から入ったマルさん(丸橋祐介)の体力が残っているということで、監督からも『左から攻めろ』と言われていた。自分も高校時代から攻撃も好きだったので、思い切って、リスクを背負っても前に行こうかなと。決める前に1回、チャンスもあったので。そのイメージが残っていて、(決勝点の場面も)ワンツーでうまく前に行けて、シュートも力が抜けて蹴ることができました。落ち着いて蹴ることができたので良かったですし、練習の成果が少しは出たのかなと思います(笑)。
(Q:試合全体としては、守備で耐える時間も長かったですか?)
下がり過ぎて相手にプレッシャーをかけることができなかった時間もありましたし、個人的にも、前に足が速い選手(ホニ)がいたので、『カバーすること』と言われていたんですけど、そこを意識していたら、センターバック(茂庭照幸)との距離が開いたり、逆にカバーできなかったり。自分のセンターバックとしての課題も出ました。ただ、こういう試合で勝てたことは、リーグ戦に出ている選手に対しても力を与えることができたと思うし、自分たちにとっても1試合増えたということで、これからのモチベーションにもなります」

●リカルド サントス選手
「(Q:自身の得点を振り返ると?)
良かったですね。何が良かったかと言えば、失点した後にすぐに取れたこと。それは大きかったですね。失点の直後に決めたことで、自分たちのモチベーション、やる気のスイッチが入ったと思います。そこから自分たちは逆転できるという自信が沸いて、実際に逆転できました。最後は我慢比べでした。チャンスは来るので、そこまで我慢して、決めたほうが勝つと思っていました。
(Q:ルヴァンカップのプレーオフステージ第1戦 に続き、打点の高いヘディングでしたが?)
日々の努力だと思います。シーズン前のキャンプから練習していますし、チャンスが来て、それに対してしっかりと結果を残せているのだと思います。ただ、それは自分だけではなく、チーム全体の調子がいいので、自分もその中に入れているという感じです。まだ公式戦で2回しか負けていないですしね(笑)。
(Q:決勝点になった、木本恭生選手とのワンツーについては?)
ワンツーからのフィニッシュは、練習で日々やっています。そういった、日々練習で努力していることが試合で出せたことが一番うれしいですね(笑)。
(Q:今日のような試合を勝ち切れた最大の要因をどう考えますか?)
今日だけではなく、最近は逆転勝利が多いんですけど、後半だけで言うと、自分たちが相手より走れているのかなと思います。暑くて両チームともきついんですけど、自分たちのほうが走れていると思います。そういった中で、最後は得点を決め切ることができていると思います」

●山口蛍選手
「(Q:激闘となった試合を振り返ると?)
カップ戦のメンバーはこういう戦いを毎試合してきて、毎試合全員で戦って勝ち切ってきたと思います。今日もそういう展開になりました。自分たちはリーグ戦からメンバーを大きく替えて、相手はリーグ戦のままのメンバーでした。やっぱりそこの差は大きいと思うけど、それでもしっかり全員で戦えたことは大きかったと思います。その中で、俺とかマル(丸橋祐介)とか(山村)和也くんは連れてきてもらって試合にも出たので、流れを崩さないように必死でやりました。それが結果に結びついたことは良かったと思います。
(Q:チームの一体感を感じる勝利でしたが、途中から入ってきた丸橋選手やリカルド選手が力を与えてくれたのでは?)
そうですね。結構、カップ戦は途中から入ってきた選手が流れを変えることも多いので。マルは普段も出ていますが、リカに関しては普段の練習から常に腐ることなく前向きにやっていて、尊敬できるし、そこは本当にすごいなと思う。それが今は結果に出てきていると思う。ルヴァンカップでも決めているし、そういった姿はいろいろな選手が見習わないといけないと思います。そういうところから、今はチームがいい方向に向いているのではないかと思います。
(Q:PKのシーンを振り返ると?逆を突いて冷静に決めましたね)
普段はあまり蹴ることはないのですが、今日は監督から指示があったので。自分としては、蹴る前に目で駆け引きしていました。(見ていた)逆のほうに蹴りました。ちらちら見ていたほうにGKは飛んだので、駆け引きがうまくいったのかなと思います。でも、試合前日もPK練習をしっかりしていたので、その成果も出たと思います」

●丸橋祐介選手
「前半から苦しい時間帯もあったんですが、後半すぐに同点に追いついて、勢いが戻るかなと思ったんですが、うまくいかない状況も多かったです。(そういった状況で)出たからには、流れを変えないといけないと思っていたので、うまく同点のアシストができて良かったです。最後は、みんな走り切って勝てたので、良かったです。
(Q:同点のクロスはピンポイントでしたね?)
リカが中でどっしりと構えてくれた。ニアの選手を越えれば決めてくれると思っていたので、そこだけに集中して蹴りました。
(Q:3点目は左サイドを崩す形となりましたが?)
ヤス(木本恭生)もいいタイミングで上がってきてくれたし、DFもそこまで付いて来なかったので、うまく崩せて良かったです」

●茂庭照幸選手
「(Q:壮絶な試合を勝ち切りましたね?)
そうですね。もう、本当にきつかったですけど、みんなが魂込めて戦ったので、なんとか持ちこたえたし、勝つことができました。でも、新潟うまいですよ!強かったですよ!やっぱりJ1で長く戦っているだけあって、今はリーグ戦では最下位ですけど、きっとここから巻き返していくんじゃないですか。僕はそう感じました。
僕らも、(リーグ戦とは)だいぶメンバーが替わって、サッカーも違うモノになりましたけど、どんなサッカーをしようと上に上がることが大事なので。そういった意味では、『やることはやったぜ!』って感じですかね(笑)」