9月16日(土)2017明治安田生命J1リーグ第26節
サンフレッチェ広島 1-0 セレッソ大阪 (18:33/Eスタ/11,726人)
試合写真・コメントなど
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●フェリペ シウバ選手
「(ゴールできて)すごくうれしい。決めた時、目に涙?泣きたい気持ちだったんだけど、あれは雨です(笑)。ただ、ゴールを決めることができて、すごく感動しました。
今年、日本に来ることができて、でも結果を出せなくて、試合にも出られなくなって。その影響で家でも、妻との雰囲気が悪くなってしまって(苦笑)。それでも日々の努力を続けてきた。辛い思いが大きかったからこそ、このゴールのうれしさが格別となった。
日本に来てからずっと、一生懸命やってきた。だけど結果が出ずに苦しい日々ばかり。でも、自分のゴールでこうやって残留圏にはい上がることができた。本当にここまで頑張ってきた甲斐があったし、努力が報われた。神様は平等だと思っている。自分が努力してきたから、人のせいにせず、文句も言わず、いつも一生懸命にやってきた自負はある。だからこそ、結果につながった。神様が見ていてくれたおかけだ。もし、今日も結果が出せなかったとしても、同じように続けていくだろう。我慢が大切なんだ。
シュートコースは、あそこしかなかった。DFがズレてきていたし、GKも同じように動いていた。だから、あのコースしかゴールチャンスはなかった。自分としては、一番いい判断ができたと思う。自分がピルドアップから関わって、パトリックにパスを出せた。だからこそ、パトリックから自分にパスが出るのではという予感というか確信もあった。だから、ああいうプレーができたと思う。
監督も選手の強みをわかっている。だから選手としてはまず、いい準備を続けること。そして、チャンスに応えること。そして、できるだけこの苦しい状況から抜け出したい」

●高橋壮也選手
「(Q:前半39分、杉本健勇選手の決定的なシュートを弾いたシーンについて)
『あ、当たった』って感じでした。あの距離で当たるのは50本に1本あるかないか、それくらいの確率です。運が味方してくれたのかもしれません。本当によかったです。これはいい傾向だと思うので、次の試合に活かしていきたいです。
(Q:思わず、足を出したのですか?)
もう何も考えていなかったです。咄嗟に足が出てて…紙一重でした。セレッソに勝てれば乗れる、ここで勝てれば次に繋がる。みんな、そういう気持ちで試合に臨んでいました。残りの10分間は本当にキツかったですが、あそこで守り切れたのが今の力だと思います。
(Q:セレッソに対する守備について)
能力がすごく高い選手がたくさんいて、たくさん点を取っている。そういうチームを相手にするわけだし、いつも以上にみんなが気を張って集中していた。それがよかった。上位のチームと対戦する時は『ここで相手を食ってやろう』と、いいモチベーションにしていました。
雨の中で、しかも(プロ野球の広島)カープが優勝するかどうかという日だったので、サポーターの方が来てくれるのか不安でした。それでもこんなにたくさん来てくれて、たくさんのサポーターの方たちといっしょに喜ぶことができてよかったです。
(Q:後半、チャンスもつくれていたが?)
仕掛けやコンビネーションの部分で、自分の中でイメージしていたものが形となってきた実感があります。実際、チャンスになったシーンもありました。さらに回数や精度を上げていきたい。
(Q:残留圏から脱出できました)
今、本当に勢いがあると思いますよ。この勢いを殺さないように、みんなでうまく乗って、大変なシーズンを乗り切っていきたいです」

●パトリック選手
「(Q:勝ちました)
簡単な試合ではなかった。クオリティーの高いチーム相手に、あきらめずに最後まで戦った結果が、勝点3に繋がりましたね。
(Q:フェリペ シウバ選手のゴールについて)
フェリペにもアオ(青山敏弘)にも、いつも『裏にボールをくれ』と話している。あの場面、フェリペからとてもいいボールが来て、抜け出した時、選択肢が2つあった。1つは自分でゴールに向けてシュートすること、もう1つは落ち着いてボールを持ってフェリペにパスを出すこと。結果として、落ち着いていい選択をすることができた。フェリペも落ち着いて決めてくれた。とてもうれしいです。
(Q:いい流れになりそうですか?)
この勝ちは自信に繋がります。一番大きいのは、降格圏から脱出できたこと。それがなによりうれしいです。
(Q:フェリペ選手は、これまでなかなか力が発揮できていませんでしたが?)
ここ最近、フェリペは練習からずっと調子がよかった。彼には『絶対、チャンスが来るから』と話していたんですよ。そして実際に今日、チャンスが来て、そのチャンスをものにできました。彼にとって自信になったゴールだったと思うし、チームにとっても自信になる大きな勝ちになりました」