12月3日(日)2017明治安田生命J3リーグ第34節
FC東京U-23 2-1 セレッソ大阪U-23 (13:03/駒沢/6,338人)
試合写真・コメントなど
----------

●茂庭照幸選手
Q:石川直宏選手の引退試合に出場された率直な感想は?
「まずは、苦しい状況で俺を出してくれた大熊裕司監督に本当に感謝しています。チームメートにもね、本当は攻撃的な選手を入れるべきシーンではあったんですけど、それも申し訳ないなと。気持ち良く送り出してくれたチームに感謝したいです」

Q:石川選手が出場した後、スタンドのFC東京サポーターから茂庭選手のコールもあって、ああいうのは公式戦で初めて聞きました。
「そうですね(笑)まぁでも、さっきも言ったように、申し訳ないっていうね。『俺じゃねぇんだよな、今は』っていう(笑)0-0ならともかく。『俺じゃねぇな』とは感じていましたけど、大熊裕司監督が腹を決めてくれたので、その気持ちに応えようと思い、ピッチに入りました」

Q:試合前のアップの時からFC東京サポーターからのコールも多かったですし、嬉しさもありましたか?
「それはもちろん、ありますよ。懐かしいなーという感じでしたね(笑)」

Q:石川選手の引退が発表された時は、「引退する日が来るまではお疲れ様は言わない」という話でしたが、実際にこういう日を迎えて、何か言葉はかけましたか?
「いや、まだね、『本当に引退すんのかな』という感じです。『やれてんじゃん』って。なので、この後、そのうちまた飲みに行くと思うけど、その時、『撤回してもいいんじゃない?』っていう話はします。まだ『お疲れ様』とも言っていないし(笑)なんか、そういう気分になれないです。『ホントにやめんのかな?』って。顔もスッキリしていたけど、引退を決めたからスッキリしてんのか、こうやって久々にピッチに戻って、『やっぱ、現役っていいよね』って思いでスッキリしたのか分からないし。本人も、もしかしたら、これだけ(引退セレモニーを)やって『やっぱりやめた』とは言えない状況なのかなと。来年の始めに『やっぱり、やります』ならいいんじゃないのかな。来年が開幕した時に、『やっぱり、サッカーやれませんでした』となれば、『お疲れさんでした』と言うかも知れないけど、もしかしたら、『来年の開幕にあいつ、いるんじゃねぇか』っていう。そんな感じですね。気分的には(笑)」

Q:こういう舞台で対戦できたことは、お互いにとって良かったですね。
「そうですね。チームに(帯同を)お願いして、それを『よし』としてくれたチームに感謝したいと思います」

●西本雅崇選手
Q:独特な雰囲気がありましたが、今日の試合を振り返ると?
「雰囲気に飲まれたのか分からないですけど、立ち上がりのところが勝負を分けたのかなと思います。最初の得点で、気持ち的にも相手は余裕を持ってプレーすることができたと思うので。その差は前半、出たかなと思います」

Q:試合の入りで悔いが残る?
「そうですね。0-0で行けたら、僕らも我慢して、『1点取れば』という気持ちになりますし。そういうところで先に点を取られて、そこが痛かったと思います」

Q:後半は持ち直して、自分たちの時間帯やシュートの形も作れていたが?
「前半は、結構、相手に回されて、ストレスもあったので、そこを修正して、途中交代の選手も入ってリズムが変わったところで仕留めたかった。そこで仕留められずにまたやられたのが、今日はすべてだったかなと思う。そこでもし仕留めていたら、流れはこっちに来て、また1-1にして、『また1点を取ったら』という状況に持ち込めた。試合運びはまだまだ課題だと思います」

Q:2年目のJ3が終わりましたが、個人として、今年はどういった1年になりましたか?
「J3に出て、たくさんの経験を積めたので、これは次に絶対につなげないといけないし、トップチームで試合に出られるように、今日の試合もまた反省して、次につなげられるようにやっていきたいと思います」

●森下怜哉選手
「すぐに失点もして、立ち上がりは非常に悪かったです。ただ、時間はあったので、『焦らんと、取り返していこう』という声はかけたんですけど、相手にボールを握られて、自分たちの守備もハマらずに、ズルズルと攻撃を受けてしまった。後半は相手も引いたので、僕たちがボールを持つ数は増えたんですけど、そこからの崩しや得点能力は課題かなと思います」

Q:引退試合という特別な雰囲気の中での試合になりましたが、そういった試合を経験して何を感じましたか?
「石川選手の気持ちというか、相手の気持ちに受け身になったという感じはありますし、その勢いにどんどん自分たちが押されて、そこを跳ね返す力を出せなかったなと思います」

Q:森下選手個人としては、今季のJ3にフルタイム出場という結果を残しましたが?
「警告は(出場停止まで)ギリギリだったんですけどね(笑)。出られたことは良かったですけど、トップチームには絡めていないので、そこは悔しい気持ちです。けがなく1年を戦えたことは良かったと思います」

●小林洵選手
Q:試合後はサポーターから小林選手へコールも送られていましたが、小林選手にとって、J3での戦いはどういったものになりましたか?
「高校生でJ3を経験できることはあまりないと思っていたので、すごくいい経験をさせていただいたと感謝しています」

Q:中断明けに結果が出たチームにおいて、小林選手の貢献も大きかったと思いますが?
「僕というか…(笑)競り合いには自信がありました。足が遅いので、そういうカバーは周りがしてくれて、自分がしたいプレーができて、いい方向に行ったのかなと思います」

Q:今後は進学されるということですが、またセレッソに戻って来たい気持ちもありますか?
「そうですね。(大学で)4年間、頑張りながら、また戻って来たい気持ちはあります。これからも応援していただけるとうれしいです」