12月23日(土・祝)第97回天皇杯準決勝
ヴィッセル神戸 1-3 セレッソ大阪 (13:04/ヤンマー/24,833人)
試合写真・コメントなど
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●水沼宏太選手
「(Q:土壇場での同点ゴールを振り返ると?)
失点してすぐのプレーだったので、決めることができてうれしかったです。そこから自分たちの流れに持って行って、逆転まで持って行って、勝つことができた。僕らの良さが出た試合になったかなと思います。
(Q:セレッソ大阪としては、久しぶりの天皇杯決勝進出になるが?)
セレッソの歴史の中で、(天皇杯の)決勝まで行ったのはずいぶん前(2003年以来14年ぶり)だと聞いているので、僕らの力で決勝まで来ることができたことはうれしく思います。自分自身、準決勝までは来たことがありますけど、決勝は行ったことがなかったので、来年の1月1日をどういう心境で迎えられるのかということは楽しみです。
(Q:決勝のイメージは湧いているか?)
まだイメージはできないですけど、来年の1月1日にまたこのメンバーでサッカーができることはモチベーションを高く保っていれられる要因です。また来年の1月1日に元気にサッカーができるように、コンディションを整えたいと思います。セレッソ大阪として、今年2回目の決勝になりますけど、決勝まで来たら気持ちで戦うことが大事。それはルヴァンカップの決勝でも経験できているので、またチャンピオンになるために頑張りたいと思います。歴史に自分たちの名前を刻んでいけるチャンスなので、そこは逃さないようにしたいと思います」

●柿谷曜一朗選手
「(Q:PKの場面を振り返ると?)
(GKに止められて)焦りましたけど、入って良かったです。蹴った瞬間、(コースをGKに)読まれたことはわかったのであきらめかけたけど、あきらめながら走っていたら(目の前に)ボールが来て、良かったです。
(Q:後半終了間際で先制された時の状況について)
時間がないから何かが起こることを信じて。ヤス(木本恭生)にも『上がれ』と言った中で、サッカーはあれでも1点は1点やし。ああいう点が入って、また自分たちに流れが来て、一発勝負のトーナメントではよくあることかなと思います。あきらめずに戦ったというよりは、運も味方して、勝てたのかなと思います。
(Q:痛めている左足の甲の状態は?)
痛いですけど、出るからにはやりますし。それに、(山口)蛍も『負けたら許さんぞ』というプレッシャーをみんなにかけていた。自分が決勝に出て活躍する気満々やし。そういう気持ちも背負いながら、特に(秋山)大地は頑張っていた。それ以外にも、僕が入るまで(福満)隆貴があれだけ走ってくれたから、僕(の負担)も軽減された。最初から最後まで出て頑張ってくれた選手もいるし。天皇杯も、ルヴァンカップ同様、最後まで全員で戦っていけたらなと思います。
(Q:ルヴァンカップに続いて天皇杯でも決勝進出を決めたが?)
まずみんなで喜んで、しっかり休んで、自分はしっかり足を治して、決勝に万全の状態で臨めるように頑張ります」

●ソウザ選手
「(Q:今日もピッチのいたるところにソウザ選手がいて、攻守に大活躍だった。自身のプレーを振り返ると?)
大事な試合で活躍することができてうれしいです。仲間と一緒に戦って勝てて、誇りに思います。チーム全員、同じスピリッツがあれば、決勝も勝てると思います。
(Q:後半は攻めていても点が取れず、相手のクロスがそのまま入って、嫌な流れもあったと思うが、失点した時の気持ちについて)
誰もあきらめてはいないですね。『あきらめる』という言葉はこのチームにはないです。日々、いい練習、厳しい練習をしているので、あきらめるということはないです。一瞬たりとも頭をよぎっていません。あきらめない姿勢でルヴァンカップも優勝できましたし、また今度、天皇杯でも決勝に行けるので、そういう気持ちは大事にしないといけないと思います。
(Q:ソウザ選手の得点は、ルヴァンカップ決勝の2点目を思い起こさせる流れでしたが?)
チャンスが来たら、それをモノにしないといけません。ブラジル代表のパウリーニョみたいにね(笑)。チッチ監督(ブラジル代表)に代表に呼んでもらえないかなと思っているんですけどね(笑)。
決勝進出、うれしいですね。チームとしても自分としても、いい調子なので。決勝は今日よりさらに厳しい試合になると思いますが、しっかり準備したいと思います」

●マテイ ヨニッチ選手
「相手は最初から引いて、ショートカウンターを狙っていたような感じで、守るのは大変でした。セレッソはボールを保持できていたんですけど、決定的なシーンは少なかったと思います。決められた時は、これで終わったかと一瞬思ったんですけど、なんとか同点に追いつくことができました。本当にうれしかったです。 
(Q:同点に追いついた時点で、勝てるような雰囲気が出ていたが?)
そうですね。ああやって同点ゴールを決めたことは、チーム全体にとって自信になりました。延長戦に入ってからは、いつ決めるのか時間の問題だと思っていました。
(Q:今季2度目の決勝になるが、タイトルへ懸ける気持ちは?)
リーグ戦の最終節から3週間空いて、3週間も待つのなら決勝に行って優勝したいという気持ちは強く持っていました。それは自分だけではなく、チーム全体です。また優勝できればチームとしてすばらしい結果ですし、決勝が楽しみです。
(Q:明日はよいクリスマスになりそうですね?) 
そうですね。妻と友達と、ゆっくり過ごしたいと思います(笑)」

●山村和也選手
「(Q:先制された後、追いついた同点ゴールについて)
時間がなかったので、パワープレー気味に人数をかけて、前線にボールを入れた結果がああいうゴールにつながったと思います。最後まであきらめずに点を取りにいく姿勢を出したことが良かったと思います。
(Q:FWでのプレーになりましたが、意識したことは?)
前線で起点になること、あとはシュートを狙うこと。シュートに行く形はあまり作れなかったので、シュートの部分では課題も残りました。相手もロングボールを入れてきていたので、ファーストディフェンダーになることや、セカンドボールを拾うことも集中しようと思っていました。
(Q:逆転後はDFラインに入って試合を締めたが?)
PKになった時に、曜一朗が決めたら3バックになることは聞いていました。勝ち越してからは自分たちのやることがハッキリしましたし、落ち着いて、追加点も狙えたので、いい試合運びができたと思います。
(Q:元日に決勝を戦うことについて)
元日に試合をすることを目指して今日の試合にも臨みましたし、その試合を戦えるのは日本で2チームだけなので、サッカーができる幸せを感じながらプレーしたいと思います」