1月1日(月・祝)第97回天皇杯決勝
セレッソ大阪 2-1 横浜F・マリノス (14:42/埼玉/42,029人)
試合写真・コメントなど
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●水沼宏太選手
「(Q:セレッソに加入した今季を振り返って)
ケガもあったし、昨年のこともあったので、とにかく結果を残さなければいけないというのが最初からありました。必死で臨んで、結局ケガをしてしまったので、ちょっと余裕がなかったのかなと思います。ただ、2回もケガをしたことで(開き直って)余裕も出てきて、その間にチームメイトが勝ってくれたのもありましたが、ちょっとずついい方向に持っていくことができたと思います 
(Q:今日の試合も、いい意味でチームメイト同士でフォローしあう戦いができていました。今季のセレッソを象徴するような試合が、この天皇杯決勝でもできたのでは?)
そうです。本当に誰が出てもこうやって勝てるチームというのはなかなかないと思いますし、勝ち上がるまでにも、ほぼ全員の選手が出た。そこから優勝できたというのは、クラブとしてもチームとしても本当に自信になると思います。ただ、まだリーグ戦の優勝を獲っていないし、ここからどうしていくのかが課題でもあると思うので。その課題の克服に向けて、またイチからやっていくことが大事になると思います。
(Q:自らのゴールで1年を締めくくったことについて)
ラッキーだったと思います(笑)。運がよかったと思います。
(Q:水沼選手の走りきる姿など、尹監督のサッカーを体現し、チームに浸透させることができていたのでは?)
まずは自分にできることをやることが、自分に与えられた使命だと思っているので。声だったりプレーで表現することだったり。うまい選手はたくさんいるので、華麗なプレーはみんなに任せておけばいいし(笑)。そういう役割というのが、うまく分担できたと思いますし、それは強いチームになれる1歩目となったのかなと思います」

●マテイ ヨニッチ選手
「(Q:2冠獲得おめでとうございます!)
(日本語で)アリガトウゴザイマス!
1週間くらいで2試合とも120分間を戦ったので、本当に疲れました(笑)。ただ、今日の試合も失点してからの逆転勝利で、本当にすばらしかったです。
(Q:先に失点しても、『取り返せる』という自信がチーム内にみなぎっているようですが?)
そうです。あきらめないチームです。あきらめないことがこのチームの強さのキー(鍵)になっていると思います。
(Q:今日の試合について、はじめは守備で裏を取られることもあったが、失点後はチームとして(ディフェンスラインの)背後のスペースをケアできて、流れを取り戻せたのでは?)
あまりいいスタートが切れず、すぐにああいう形で失点して、失点シーンだけではなく、いくつかの危険なシーンがありました。どうやって修正できたのかはわからないですが、集中力のところでもう1回スイッチを入れ直して、なんとか修正することができました。
(Q:初めてJリーグでプレーして難しい部分もあったと思いますが、2つのタイトルを獲り、個人としてもすばらしいシーズンになったのでは?)
シーズンの中盤戦、夏場は日本の蒸し暑さに苦労しました。ただ、最終的にはこうやってタイトルを2つも獲れたわけですし、セレッソにとって最高のシーズンになったと思います。
(Q:すぐに来季もやってきます。ACLの戦いなど、楽しみも多いと思いますが?)
私にとっても初めてACLでやれるわけですが、その舞台でやりたかったので本当に楽しみにしています」

●キム ジンヒョン選手
「(Q:チームに自信が備わって、この2冠という結果が生まれたのでは?)
運がよかったと思いますし、また運も自分たちで作るものだと思います。自分たちで作ってきたものが、2017シーズンの幸せなもの(結果)につながったと思います。
(Q:今日の試合は立ち上がりに先制されましたが、入りの難しさはありましたか?)
決勝はまた、入りのところもこれまでと違うものになるとは思っていましたが、そこはもっと強くやらないといけなかったところだと思っています。我慢強さを見せられなかったのは、後ろ(守備陣)の責任だと思います。前半はあまり自分たちのやりたいサッカーができなかったし、バタバタはしていなかったとはいえ力強さを見せられなかったので、ハーフタイムに切り替えて、『やろう!』という気持ちを後半は出せていたと思います。まず先に失点してしまったことが、今日の試合で一番苦しかったところであり、悔しかったところ。前(攻撃)の選手に感謝しています。
(Q:それでも終盤のビッグセーブでチームを救いました)
ビッグセーブかどうかはわかりませんが、PK戦まではいきたくなかったですし、ここで(勝って)終わりきりたい気持ちが強かったので。1点やられても2点取ってくれたなか、また1点をやってしまうことは絶対にさせないということしか考えていなかった。それでビッグセーブも出たんじゃないかなと思います。
(Q:結婚もあって、本当にいいシーズンになったのでは?)
今年は本当に幸せなことばかりなので。全体に見ると幸せな時期だったと思いますが、個人的にはもうちょっといいパフォーマンスを出さないといけなかった。2018シーズンでは、チームを一番大事にしつつ、自分も活躍できるように、いいパフォーマンスを毎試合見せられるようにしていきたいと思います」

●秋山大地選手
「(Q:今季、2冠を獲れた感想を)
うれしいの一言です!
(Q:最後に厳しい時間帯もありましたが、よくしのいで勝ちきりました)
今年そういうことがたくさんあったので、みんな身体を張っていましたし、みんな頑張っていた。(2-1になった後も)失点なしで抑えることができ、よかったです。
(Q:チーム全体でタイトルを勝ち取れたという想いもあるのでは?)
ルヴァンカップ、リーグ戦、天皇杯と、みんなが試合に出て戦ったので、総力戦というところで、今年は本当によかったと思います。
(Q:来季に向けて、いいスタートという意味でもすばらしい1月1日になったのでは?)
そうです。今年のいいスタートを切ることができたので引き続きやっていきたいし、『昨年は良かった』とは言われたくはないので今年もしっかり勝っていきたい」

●山村和也選手
「(Q:今季、2冠を獲れた感想を)
素直にうれしいです。
練習から切磋琢磨して、いい雰囲気のなかでチームが向上していこうということが見られたシーズンだったと思います。
(Q:今日の試合について、前半は我慢の時間帯もあったと思いますが?)
前半は、F・マリノスのほうがすごくリズムよく試合を運んでいましたが、チャンスはいつか来ると(柿谷)曜一朗とも話をしていた。それをモノにできてよかったと思います。
(Q:大事なときの同点ゴールについて、冷静に決めていたようでしたが?)
トラップした瞬間にフリーだったのはわかっていたので、しっかりゴールの枠内に飛ばせば入るかなと思っていました。決めることができてよかったです。
(Q:追い付いたら「行ける!」という自信が、今のチームにはみなぎっているようですが?)
そうです。本当にチームがいい雰囲気にあると思いますし、そうやって自信を持っていることがすごくいいことだと思う。これを継続して、自信を持ちつつ謙虚に戦っていく姿勢が、この結果につながっていると思います。そこは本当に、また来シーズンもみんなで切磋琢磨して頑張りたいです。
(Q:決勝点のアシストについて、水沼宏太選手のことが見えていましたか?)
一応、宏太とリカルド(サントス)がファーにいるのは見えていたので、そこにちょっと落とそうかなと思っていました。ちょっとズレはしましたが、宏太が決めてくれてよかったです。
(Q:1年のいい締めくくり、そして新年のいい始まりにもなったのでは?)
そうですね!シーズンの始まりとして、この試合を優勝で終わったことがすごくよかったです」

●ソウザ選手
「(Q:今季、2冠を獲れた感想を)
非常にうれしく思います。2回目の優勝ということもありますし、あとはオフがちょっとだけ伸びたので(笑)。新しい1年をタイトルで始めることができたのは、すごくいいことだと思います。
(Q:本当にタフな試合になりましたが?)
確かにタフな試合でした。F・マリノスというチームは、監督によってすごくオーガナイズされたチームでしたから。F・マリノスが結構優位に進める時間もあり、難しい時間も多かった。そこで僕らのほうがイライラしてしまう時間帯もあったように思います。ただ、ウチが点を入れたことで、逆に相手のほうがイライラしだして、そこからウチのリズムが作れるようになったと思います。ウチが逆転したとき、よりチームに安定感、落ち着きも出て、最後まで試合を優位に運ぶことができたんじゃないかなと思います。最後はお互いにすごく疲れ切った状態でしたので、とにかく失点ゼロで抑えることに集中して、(失点をしないよう)しっかり締めて終わることに集中してやりました。
(Q:最後は途中交代となりましたが、試合が終わってから整列に並ぶくらい、喜びがあったのでは?)
延長に入ってから、何度かスライディングにいっているとき、ちょっと足にきているところもあり、かなり疲れを感じていました。監督とも試合中に確認しながらやっていて、『自分は大丈夫だ』という話もしていたのですが、最後の最後でモモ裏とふくらはぎに痙攣が走ったので。マークのところでも、最後しっかり試合を締め切りたい思いから激しく行っていたこともあって、その(足の)状況で最後までもつかというと難しいかと思ったので交代を申し入れました。整列については、喜びが背中を押して、最後立ち上がらせたのかなと。
(Q:1シーズンで2つもタイトルを獲れました。ソウザ選手の銅像、作りますか?)
(笑)まあ、銅像は作らないですが、前回のタイトルを獲ったときと今回のタイトルを獲ったときと、写真を肖像画みたいにして大事にとっておきたいなと思います。あとは、お給料がもうちょっと上がってくれたらいいなぁ(笑)
(Q:来季のACLをはじめとする試合にも期待がかかります)
来季を迎えるにあたっては全力を尽くしたいと思いますし、どんな試合でも、どんな大会でも、やるからにはタイトルを獲っていくことが、今季もずっと思い描いてきたこと。それは来季も変わらず、出る大会、出る大会で、タイトルを目指してやっていきたい」