Q：海外移籍が決まった今の心境は？
「いろいろな思いがありましたが、移籍が決まった今はホッとしています」

Q：いろいろな思いとは？
「J1に上がれなかったなかで海外に行っていいのか、ということがまずありました。また自分はキャプテンを任せられている立場で、そう簡単に出て行っていいのかという思いがあったなかで、周りの人やクラブが支援をしてくれたということがとてもうれしかったです。それによって移籍が成立したので、今はホッとしています」

Q：海外移籍をする上で一番の決め手になったのは？
「ハノーファーが最初に声をかけてくれたということもありますが、ハノーファーには日本人選手が2人いて（清武弘嗣、酒井宏樹）、キヨくん（清武）の存在が決断するにあたって大きかったです。セレッソで一緒にプレーした時間というのはものすごく少なくて、もう一度一緒にやりたいと強く思っていました。それが一番の決め手です」

Q：清武選手とは、どんなことを話していましたか？
「結構前から、来てほしいとは言ってくれていました。セレッソにいる時から、またいつか一緒にやろうという思いが2人にはあって、今回一緒にプレーする機会ができたことはすごくうれしいです」

Q：ブンデスリーガの印象は？
「すごくタフなリーグだと思います。自分もそういうところをウリにしていることもあるので、周りの選手に負けないようにやっていきたいです」

Q：日程を見ると、最終戦は憧れの選手にあげているビダル選手がいるバイエルンです。楽しみですか？
「どの選手を見ても、やっぱり好きな選手はビダル選手だなとすごく思いました。最終節に試合がありますが、それまでに自分がしっかりハノーファーでの地位を築いて試合に出られるようになり、100％の状態で挑みたいと思います」

Q：監督交代があり横一線かと感じますが、ご自身としてはどのように感じていますか？
「監督が代わっていなくても、自分はマイナスのスタートだと思っています。自分のことはほとんど知らないと思うので、チームに合流したら練習からしっかりアピールしなくてはいけないというのは変わらないです。誰が監督であれ、自分の力を練習からしっかり示していかないと試合には出られないと思っています」

Q：自分のプレーのどんな部分をアピールしていきたいと思っていますか？
「守備のところはもちろんですけど、ハノーファーの人たちと話した時は、自分がボールを奪ったあとに前に出ていく力というのを高く評価してくれているみたいなので、そういった部分をどんどん出していきたいと思います」

Q：ドイツ語や日本食が食べられなくなるのは大丈夫ですか？
「ドイツ語は難しいですけど、日本人もいますし、しっかり覚えて早くみんなとコミュニケーションがとれるようにしたいと思っています」

Q：海外移籍が決まった今、ご自身の今後のサッカー人生の夢は？
「ブンデスリーガというレベルの高いリーグでプレーができるということに、すごくワクワクしています。実際に試合をしてみないとわからないですが、自分がそこでどれだけできて、どれだけ成長できるか、今からすごく楽しみです。選手としても人間としても、より成長できればと思っています」 

Q：将来的にセレッソ大阪に戻り、桜のユニフォームを着る可能性はありますか？
「着たいとは思っています。ただ、できるだけ長く海外でやりたいという思いもあります。でも最後はセレッソに戻ってきて、セレッソで引退して、という気持ちはあります」

Q：中学時代から育ったセレッソでの一番の思い出は？
「中学、高校の頃は自分がプロになるとは思っていませんでしたし、プロになりたいとも最初は思っていませんでした。そのプロになれる機会を与えてくれたセレッソには感謝しかないです。セレッソでプロになって日本代表に選ばれて、海外移籍をすることができたというのは、すごく良かったなと思います」

Q：セレッソを離れる今の心境を聞かせてください。
「セレッソでしかプレーをしたことがないので、みんなと離れるのは辛いですし、ずっと一緒にやってきた仲間がたくさんいるので悲しい気持ちはあります。でもそれ以上に海外でチャレンジできるというワクワク感もすごくあるので、ハノーファーで頑張りたいと思います」

Q：海外にチャレンジということで、柿谷曜一朗選手となにか言葉を交わしたことは？
「多くは交わしていませんが、お前ならできるよ！とは言ってもらえました」

Q：最後にセレッソサポーターにメッセージをお願いします。
「サポーターの方の中には、なんでこのタイミングで出ていくのかと思っている方もいると思います。自分自身も、悔しい思いがあります。ハノーファーに行ったら、セレッソの名を汚さないよう、その名に恥じぬようしっかりとプレーしたいです。サポーター、ファンの皆様、今まで応援していただき本当にありがとうございました。本当に感謝しています」

◆【山口蛍選手　移籍会見】出席者コメント