1月7日(土)に行われたJOCジュニアオリンピックカップ 第20回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会 決勝で、セレッソ大阪堺ガールズは、浦和レッドダイヤモンズレディースユースを4-0で破って、見事優勝!前回大会に続き、2連覇となりました。

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決勝の先発メンバー

先制ゴールは野島咲良選手。FKからのこぼれ球を押し込んだ。

2点目もFKから。林穂之香選手のFKを宝田沙織選手がシュート!

3点目も野島選手。技ありのシュートで3-0に。

ダメ押しの4点目は宝田選手。縦パスに抜け出し、鮮やかにゴールネットを揺らした。

竹花友也監督を選手たちが胴上げ!

試合後には表彰式が行われた。

林キャプテンが優勝トロフィーを高々と掲げ、歓喜の瞬間!!

応援に駆けつけてくださった堺市の竹山修身市長、スタッフと共に写真撮影。

竹花友也監督のコメント
「ずっと2連覇を目指していて、達成するのは難しいと思いながら頑張ってトレーニングをしてきました。ベストゲームをして決勝に勝って達成できて、まずは選手をほめてあげたいです。
(負傷者が出る中での決勝だったが)普段なでしこリーグで、毎週勝ち負けの懸ったゲームをしてきたということによる成長が見られました。GKの選手(西中麻穂選手)が昨日の試合(準決勝)でケガをして、本人は『痛み止めを打ってでも出る』と言っていましたが、ケガがひどくなることを考えて出場はさせませんでした。でも、『みんなで頑張って優勝しよう』と話し、選手がグッとひとつになることができました。
(試合に内容について)準決勝は少し硬かったかなと感じましたが、今日はすんなり入っていけたかなと思います。あとはどのタイミングで点を取れるか、というところでした。
うまくいけばこういう展開になるかと思っていましたが、その通りになってよかったです。
真ん中から崩すのも、サイドから行くのも、背後を取るのも相手をみて自分たちで判断してやるということで、たくさんチャレンジして、ダメなところもありましたが、いいシーンがたくさんあったと思います。この大会を通じて成長したかなと感じます。
(世界大会での経験も大きかったか?)相手にも代表の選手がいて、絶対に負けたくないという気持ちがあったようです。それが前面に出ていました。
(ボールへのアプローチ、球際の強さでも圧倒していたが、日常的に大人とサッカーをしているというのが大きかったか?)もちろんそれもありますが、セレッソのアカデミー全体が世界基準というところで育成を行っているので、常にもっともっと上を見てやっていこうと話しています。時間帯によっては、ゆっくりボールを回すことはあっても、基本的には厳しくいかないと将来世界では戦えないということをいつも言っていて、今日はその部分を出してくれてよかったと思います」

林 穂之香選手(キャプテン)のコメント
「目標にしていた優勝なので、とてもうれしいです。気もちの部分で絶対に負けたくなかったですし、このチームで戦えるのはこの試合が最後なので、全員しっかりいい入りができました。
(キャプテンマークはプレッシャーになったか?)知らない間にプレッシャーになっていて、プレーがうまくいかないということが、今考えるとあったかと思いますが、それはキャプテンにならないと味わえなかったことなので、ひとつの経験としてよかったと思います。
(注目され、マークも厳しかったと思うが)どんな相手でも、自分の持っているものを出していかないといけないと思っていて、今日の決勝では自分の持っているものを出せたのではないかと思います。
(ケガ人が出るなどのアクシデントがあったなかでの決勝だったが)自分たちの学年では、(前川)美紀と(高橋)知菜がケガで出られず、(西中)麻穂も準決勝でケガをしてしまいました。どれだけ試合に出たいと思っていたかを知っているので、彼女たちのためにも頑張ろうという気持ちがありました。
(先制して追加点、ダメ押しと理想的な展開、内容だったが)まず、守備の部分では相手を自由にさせないで圧倒できていたので、そこから自分たちの得意なショートカウンターやこの1年2年で培ってきた決定機にしっかり決めるということができました。もう少し得点できるチャンスがあったことは課題ですが、4点入ったのでよかったです。
(ボールへのアプローチの速さ、球際の強さはどうやって身につけたのか?)普段の練習からそういうところを厳しくしないと、代表だろうがキャプテンだろうが試合には出られないので、練習からチームメイト同士でも守備を厳しくしていることがこういう試合で出たと思います」

野島咲良選手のコメント
「(1点目の得点について)いつも左足のシュートは上手くいかないことが多いので、思い切り振りきろうと思いました。ちゃんとコースに行ってよかったです。いつもは大人の選手を相手にサッカーをしていますが、この年代の試合では、ほとんどシュートを打たれることなく、気持ちよくサッカーが出来ました。
(代表のチームメイトもいる浦和が相手でしたが?)絶対に勝ちたいと思っていましたし、気持ちでもプレーでも負けていなかったと思います。代表の時の仲間はいっぱいいましたが、絶対勝てると思っていましたし、勝ててよかったです。
(去年の大会から、自身が成長したと思う点は?)去年の大会の決勝は途中からの出場でしたし、ケガ明けで体力がなく全然走れなかったことが印象に残っています。今年は倒れるぐらいまで走って、絶対点を決めて勝とうと思っていましたので、よかったです。
次はなでしこリーグ2部でケガなくプレーして、2桁得点を目標に頑張ります」