2015プレナスチャレンジリーグWEST 第1節

4月5日（日）13:00KICK OFF/JG堺S1
セレッソ大阪堺レディース vs バニーズ京都SC
入場無料＊観戦のご案内
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　4月3日、南津守グラウンドでは、セレッソ大阪堺レディースの選手たちの明るい声が響いていた。3シーズン目のチャレンジリーグ開幕を前に、緊張している様子はまったくない。
「チーム状態はかなりいい。元気があり余っている感じです」。竹花友也監督は目を細めて言う。
　1月下旬に始動して、2カ月あまり。しっかり走り込みをして、フィジカルトレーニングにも取り組み、さらに今年導入された筋トレマシーンで鍛えてきた。3月には4泊5日の合宿も行った。「守備のところは継続しつつ、特に力を入れたのはシュート。点を取らないと勝てないぞ、ということで、合宿でもシュート練習をずっとやってきました。ロングシュートのパワー不足はまだあるけれど、キックの質もよくなったし、精度は少しずつ上がっています」（竹花監督）。
　合宿で、もうひとつ取り組んだことがある。チームの和を高めること、だ。レディースの選手は、全員高校生で、どうしても学年ごとに分かれて過ごす傾向があった。「学年を越えて仲良くするよう意識してやってきました。そうすることで、試合中お互いに厳しいことも言い合えるようになると思う」と、キャプテンの西田明華選手は言う。

　今シーズンの日本女子リーグは再編され、3部制になった。なでしこリーグ1部、2部、そしてチャレンジリーグ。東西（EAST、WEST）に分かれて戦うチャレンジリーグ12チームのうち、なでしこ2部に自動昇格できるのは1位のみ、2位は入れ替え戦で勝てば昇格という厳しい条件だ。セレッソ大阪堺レディースの目標は「優勝して昇格する」（竹花監督）。まずはリーグ戦15試合で2位以内につけ、10月に行われるプレーオフ出場を目指すことになる。

　昨シーズンは最終戦に敗れ、あと一歩のところでなでしこ2部入りを逃した。「来年は今年以上に強くなって、絶対に上にあがります」と、涙ながらにあいさつした西田選手の言葉通り、成長した姿を見せるときがやってきた。2013年、平均年齢14歳台という若さ（！）でチャレンジリーグにデビューして2年。技術、フィジカル、戦術はレベルアップし、そしてメンタル面でもたくましさを増した。目指すサッカーは、「攻守にハードワークしてボールを奪い、常にアグレッシブにゴールを狙う」。トップチームと同じ攻撃サッカーを身上にするセレッソ大阪堺レディースに、ぜひ注目してほしい。

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