2012年8月25日(土)J1第23節
セレッソ大阪 2-0 横浜F・マリノス

(19:05/金鳥スタ/14,336人)




写真セレクトのひとこと

2012シーズンに就任したセルジオ・ソアレス監督は、ハードワークをベースに守備を徹底して鍛えようとしました。しかし、開幕からなかなか結果が出ず…。
この横浜F・マリノス戦は、ロンドンオリンピックを終えた山口蛍選手が豪快なゴールを決め、エースの風格が漂い始めた柿谷曜一朗選手も得点して2-0の快勝。選手も、ベンチも一丸になりもぎ取った勝利でした。ようやく上昇の兆しが見えましたが、試合翌日に契約解除の報が…そしてレヴィー・クルピ監督の再就任が発表されました。
シンプリシオ選手、枝村匠馬選手が途中加入したこともあり、チーム状態はじわじわと好転。結局、最終節にJ1残留を決めることができました。

文・横井素子

試合後の選手コメント

●山口蛍選手
「チームが勝てていないので、自分が点を取って勢いづかせたいという思いはありましたし、自分が取って勝てたら良いなと思っていました。1-0で終わるのではなくて、2点目が取れたのが大きいし、3点目も取れるチャンスもあったので最後の質をもっと上げていけたらと思います」
●柿谷曜一朗選手
「(ゴールは丸刈りにした効果か?)それでサポーターの方にメガホンを持って挨拶を、と言われたんけど、1試合だけでなにか言うのはどうかと思ったので今日は断らせてもらいました。ここからどんどん勝って、またゴールできたとき、自分の気持ちも、試合に来てくれてありがとうということもしっかり伝えようと思います」

レビュー

日が暮れても、気温は30度に迫る酷暑の中でキックオフされたこの試合。セレッソにとっては、絶対に負けられない、いや「勝点3」のみが求められた重要な試合であった。

「相手は15戦負けなしで、経験がありゲームコントロールに優れた選手がいるチームだが、セレッソは相手を上回る切りかえの早さを出せた」と、セルジオ・ソアレス監督。新加入のシンプリシオ、枝村がともに持ち味を発揮しはじめ、オリンピックから戻った山口、扇原がそれに融合。さらに前線では柿谷が献身的に動き、ディフェンスを助けた。
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