10/12(月・祝)13:00/金鳥スタ/874人
セレッソ大阪堺 1-3 常盤木高 公式記録
得点:10分 土居明日香(常盤木高)、29分 岩木綾乃(常盤木高)、45+2分 市瀬菜々(常盤木高)、90分 西田明華(セレッソ大阪堺)
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セレッソ大阪堺レディースのなでしこリーグ2部昇格を懸けたプレーオフの第1戦。キンチョウスタジアムで行われたこの試合には、874人ものファン、サポーターの皆さんが来場。大一番に臨む「さくらなでしこ」を力強く後押しした。相手の常盤木学園高校は高校屈指の強豪で、フィジカル、技術も非常に高い。「組織で戦うことで勝機を見い出したい」(竹花友也監督)というのが戦前の狙いだった。
キックオフ直後から、セレッソはいつもどおりボールをつないでゴールに迫ろうとするものの、チャンスを作るにはいたらない。「どちらがコントロールするかという時間帯だった」(竹花監督)10分、ゴール前で相手のシュートがセレッソDFの顔面にあたり、バタついたところをつながれて先制を許してしまった。さらに29分にもミスから相手にボールを渡してしまい、ワンタッチプレーでシュートを許して2失点目。
不用意な形であっけなくリードを許してしまったことで、完全に主導権を握られてしまったセレッソ。そうなると、体が大きくて強く、個の力が高い相手に対抗するのは難しくなった。さらに前半のアディショナルタイムには、FKから3点目を奪われ、0-3でハーフタイムに入った。
竹花監督は、後半の頭から2選手を交代。バックラインに入っていた宝田沙織を攻撃的なポジションに変更、FWにスピードが特長の北村菜々美を入れて攻撃を活性化しようとした。が、「いつもと比べると1つ2つパワーが足りなかった。迫力不足でした」と、監督。どこかでプレッシャーを感じていたのだろうか、いつものアグレッシブさ、伸び伸びとしたプレーはあまり見られないまま試合は終盤へ。
最後に意地を見せたのは、キャプテンの西田明華だった。ボランチからサイドハーフにポジションを移したことで攻撃に関わる回数が増え、後半44分に2度決定的なシュートを放ち、45分には北村のクロスに合わせてゴール。一矢を報いた。
結果は1-3。大事な初戦に敗れ、選手たちはショックを隠し切れなかった。
スタンド前に整列し、涙をこらえながら西田キャプテンは声を絞り出した。
「たくさんの応援ありがとうございました。今日は負けてしまったけれど、次の2試合は絶対に勝って、来年は2部でプレーしたいと思います」
次戦は10月17日(土)。しっかり顔をあげて次戦へ!選手たちの気持ちは前に向かっていた。
◆第1節:試合後の竹花友也監督・西田明華キャプテン コメント
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