今日からアルネドトーナメント2019 決勝ラウンドに入ります。

7時から朝食、その後移動し試合するスケジュールです。
天候は快晴で涼しく快適です。


決勝ラウンドからは25分ハーフ、同点の場合はPK戦となります。
準々決勝はサラゴサと対戦。
前半、裏に抜け出すすばらしい動きから中山が鮮やかにキーパーをかわし先制点。
自分たちのペースで試合を進めるも追加点をと取れず、後半残りわずかのところで失点。
途中交代の選手がチャンスをつくりますが決め切れず、サドンデスのPK戦に突入。
永井と仲井がしっかり決めると、相手の2本目をGK伊藤がファインセーブ。
すばらしいセービングで、チームを勝利に導きました。1-1(PK2-1)で勝利。


夕方の準決勝まで時間が空くのでその間、
昼食、昼寝、軽食、ミーティングと備えていきます。

準決勝の相手はFCバルセロナ
ミーティングで自分たちの試合と相手チームの映像を見ながら、すばらしい相手、高い強度の中で怖がらずに自信と勇気を持って挑戦すること、そのためのメンタリティーについて確認しました。
存分に楽しむために、多くボールを保持しながら攻撃することに挑戦し、より向上する部分を共有しました。


満員のすばらしい雰囲気でキックオフしました。
前半、多くのチャンスを生み出します。相手がボールを握る時間もありましたが、被シュートは1本のみと自分たちのペースでゲーム進めます。
藤井が中央から巧みなドリブルで2人を剥がしてシュート、観客がどよめきます。面高はボールを引き出し、ペナルティーエリア内へ個の力で侵入していきます。
前半22分、西村が右サイドで相手DFからボールを奪うと、相手と駆け引きしながら落ち着いて中央へラストパス、受けた面高はブロックに来たDF2人とGKをいなし先制ゴールを生み出します。



後半直後から顔色を変え、よりゴール目指す相手チーム。
後半5分、CKから失点。流れが大きく相手チームへと傾きます。守備の時間が多い中でも攻勢に出ます。右サイドの首藤に対しては2人がかりで止めに来ますが、チャンスを作り出します。
首藤と相手の大型のセンターバックとの激しい1対1の場面では一歩も譲らず、会場から大きな拍手が送られました。ボールを持つことが難しい中でもチームで守り、GK嶺が2連続のビックセーブ。この試合いちばんの歓声が湧きます。
しかし後半22分、自陣左サイドから破られ、こぼれたところを決められ1-2。
奮闘叶わず敗れてしまいました。



すばらしいプレーを見せてくれた選手に、会場や他チームの関係者など本当に多くの方が拍手と声をかけてくれました。何人かは写真を求められ、会場から帰る時も、改めてチームに大きな拍手をいただきました。



選手は勇気を持って自分の持っているものを出し、感動を与えるプレーを見せてくれました。
これほど様々なプレッシャーがある中で、怖れずに挑戦・成長し、自分たちの限界を超えていくプレーが随所に見られました。勝ちたくて勝ちたくて、本当に悔しがる姿が試合後のグラウンドにもロッカールームにもありました。

明日はもっとさらに良くなれると信じて大会最終日、3位決定戦を迎えます。
対戦相手はインテルです。
引き続き応援お願いします。

(セレッソ大阪サッカースクールコーチ 小川美智雄)
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