8月18日(土)・19日(日)にセレッソ大阪和歌山U-13を対象に「Jリーグ版よのなか科」を実施しました。
「Jリーグ版よのなか科」とは、プロの競技者を目指す人材にとって適切な“キャリア”についての考え方や心構え、社会人として適切な就労観や職業観の醸成を目的に実施するもので、将来、地域で活躍、貢献できる人材の育成を目指すプログラムです。
昨今社会で求められている、「コミュニケーションスキル」や「生きる力」を養うことを目的としたプログラムとなっています。

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第1回は「Jクラブをとりまく“お金”から仕組みを考える」というテーマで、クラブの「お金」のことについて学びました。
自分たちの所属するクラブの収入・支出について学んだり、クラブが行っているお金についての取り組み(事業)について学びました。

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またその後、「社長になってつもりで、クラブ発展の方法を考えよう」というテーマでグループワークを行い、クラブ発展のための方法を議論・発表しました。
保護者の方々から「アカデミー出身の選手たちがクラブで育ち、その育ったクラブのトップチームで活躍してくれることがクラブのためになる」という素晴らしい案を出していただきました。

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そして、最後にセレッソ大阪スポーツクラブ施設運営部 部長 兼 普及・育成部 専任部長の橋本毅夫さんにゲストティチャーとして来ていただき、クラブが行っている実際の取り組みや目指す方向性についてアカデミーの選手たちに話をしていただきました。

クラブを取りまく「お金」のことを少し学んだことで、日頃当たり前のようにクラブや保護者の方々が与えてくれているサッカー環境に、改めて感謝して活動していくことをみんなで共有し第1回のよのなか科を終えました。

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第2回は、「Jリーグがめざすものを考える」というテーマを、ディベート形式で議論しました。
「Jクラブの名前にメインスポンサーの企業名を入れるべきか否か」「Jリーグのクラブは大都市に集中さすべきか否か」など中学1年生には少し難しいテーマを「そう思う」「そう思わない」の立場に立たせ、「メリット」「デメリット」をグループで協議しながら、最後にディベート形式で意見をぶつけ合いました。
色々な立場に立って物事を考えること、時には相手の立場に立って物事を考えてみることは、ピッチ上でも社会の中でも求められる能力だと思います。その考えを中学生年代でディベートを通して触れることは非常に面白い取り組みだと感じました。

Jリーグ版よのなか科は全5回のプログラムとなっており、
第3回 「Jリーグをとりまく職業を考える」
第4回 「職業と「意志」「役割」「能力」の関係を考える」
第5回 「自分のキャリアイメージプランを考える」
の残り3回を予定しています。
プロサッカー選手を目指す中学生の選手たちの人間的・社会的な糧になるような取り組み・プログラムになるよう行っていこうと思います。