5月24日(日)2015明治安田生命J2リーグ第15節
ロアッソ熊本 vs セレッソ大阪 (16:00KICK OFF/うまスタ)
試合写真・コメントなど チケット
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 あれはもう6、7年前のことになりましょうか。レヴィー・クルピ監督(余談ですが、試合後の会見室に入ってくるときにおっしゃる「オッツカレサァーン」というセリフが大好きでした)率いる当時のセレッソ大阪には、まだ少しあどけなさの残る香川真司、乾貴士、柿谷曜一朗といった日本の将来を担う若くて活きのいい選手たちがいて、初めてお迎えした時にはそれはもう、「あぁ、本当にJリーグに来たんだなぁ」と実感したものです。
 
 私たちはずっとここにいました。踏ん張っています。セレッソ大阪サポーターの皆さん、お久しぶりです。またお会いできたことをうれしく思います。
 チーム状況より何より、まずは当日のイベントを紹介したい。大阪からも多くの方がお見えになるだろうと、熊本の運営、はっきり言って頑張りました。この日は特別に、「女性が楽しめる1日に」という裏テーマを設けてます。普段から「熊本のうまいもん」が揃ったスタジアムグルメ広場ですが、この日だけの限定スイーツショップやグッズが出ますし(もちろん男性も楽しめます、ただし限定品はお早めに)、女性限定のサービスもあります(熊本戦|イベント&スタジアムグルメ情報)。まずはそれを楽しんでいただきたいと思います。

 さて。チーム状況ですが、熊本は前節、同期の岐阜に敗れてまた最下位になりました。まだホームでは勝ちがなく、今季ここまで2勝5分7敗の勝点11。良くは…ないけど、良くなってきている途中です。齊藤和樹が2試合連続ゴール中ですし、前節は岡本賢明も復帰しました。最終ラインには出場停止明けの園田拓也が戻りそう。だから今節はとても大事なんです。右サイドバックも板についてきて、前節はポンポン鋭いクロスを入れていた本来はボランチの養父雄仁はこう言っていました。
「セレッソは有名な選手がいっぱいいますし、こういうチームを倒して勢いをもらいたいですね。フォルランがいる、カカウがいる、山口蛍がいる…、そういうチームに勝てれば自信にもつながるし、勢いも出る。チーム状況としても、どんな形でもいいのでね、シュート1本でも1点でもいいんで、勝って現状を変えたいです。この試合に勝って得るものはただの勝点3じゃないと思うんで」

 そういうことなので、今までの試合と比べても皆、割りとガツガツ行くと思います。熊本の強みは球際とハードワーク。今週の練習でも、テンポアップや切り替えを意識していた様子。大事なのは、目の前にいるのが世界的ビッグスターだろうと日本代表だろうと、そんなの関係なく臆せず、ふだん通りのパフォーマンスをして、同時に状況に応じた判断を積み重ねること。そのあたり、2年目の嶋田慎太郎や好調の黒木晃平など、図太さと冷静さを持った選手のプレーがカギになりそう。ベテランの経験値も必要な場面があるでしょう。
もう1点、夕方の試合とは言え、天候次第ではかなり暑いです。蒸します。とくに後半の運動量も勝負を分ける要素になるかなと思います。

 新幹線で3時間ちょいの距離になった大阪と熊本。16時のキックオフなら、日帰りも十分可能です。言い忘れていました、熊本も、イケメンの選手多いです。では日曜日、スタジアムでお待ちしています。

文・井芹貴志