9月22日(木・祝)第96回天皇杯3回戦
サガン鳥栖 - セレッソ大阪 (19:00KICK OFF/ベアスタ)
試合写真・コメントなど チケット
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 J1での戦績はセレッソ大阪の2勝1分3敗、J2では8勝1分5敗、ヤマザキナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)では5勝1分0敗。

 この戦績を見て、相手がサガン鳥栖だとお気づきの方は、相当コアなセレッソ大阪サポーターとお見受けいたします。J1、J2時代を通して見て、(筆者の勝手な印象ですが)両者にそれほどの力の差はないかと思います。それが、ヤマザキナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)に目を向けると5勝1分0敗、天皇杯では過去1度の対戦で2013年に4回戦で当たって鳥栖が勝利しています。ただ、それを合わせても5勝1分1敗と分が悪い…。

 現在、鳥栖はJ1リーグ戦2ndステージで7位に位置しています。年間順位も11位と、どうやら5年連続してJ1残留が決まりそうなところまで来ました。そんな鳥栖ですが、天皇杯3回戦ではセレッソを迎え撃つことになりました。
 鳥栖は直近のリーグ戦は、9月17日(土)にホームで広島と戦いました(2-3で敗戦)。セレッソよりも1日多い中5日で天皇杯3回戦を迎え、次節は同じく中2日で25日(日)に行われます。ただ、リーグ戦とほぼ替わらないメンバーでセレッソをお迎えすることになるでしょう。

 注目は、シーズン途中の7月に加入したFW・背番号9のムスタファ エル カビル(以下エル カビル)。リーグ戦出場はまだ4試合ですが、天皇杯2回戦(vsFC琉球)では、左からの低いクロスにダイレクトでシュートを決め来日初ゴールをあげました。これで一気に試合の流れとスタジアムに駆け付けたサポーターの気持ちを鷲掴みにしてしまうようなスーパーゴールでした。3回戦でも彼が出場すれば、鳥栖のサポーターの期待度はMAXになることは間違いありません。セレッソもJ2で3位、公式戦5連勝と好調で迎える試合となるだけに、お互いのFWの強烈なシュート合戦を見ることができるかもしれません。
 加えて鳥栖のエース豊田陽平は次節のリーグ戦では出場停止となっており、このフラストレーションを天皇杯3回戦にぶつけることは容易に想像できます。ちなみに、豊田は2013年の天皇杯・セレッソ戦で87分に勝ち越しゴールを決めています。
 あっ!エル カビルも出場停止でした!ということは…FWの両輪がリーグ戦への疲労など心配せずに、力の限りセレッソゴールを目指すことができます。どうぞ、彼らの強力なパワーを真正面から受け止めてみてください。鳥栖の好調さがわかるかと思います。
 今回は鳥栖のホーム・ベストアメニティスタジアムでの試合、ぜひ勝利をあげて『鳥栖はカップ戦でも強い!』と言わせてください…。

文・サカクラゲン