11月3日(木・祝)2016明治安田生命J2リーグ第39節
ジェフユナイテッド千葉 - セレッソ大阪 (16:30KICK OFF/フクアリ)
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今シーズンは思うように勝ち星を積み上げられないジェフユナイテッド千葉は、第25節・清水エスパルス戦のあとに監督交代を行った。関塚隆前監督から指揮権を引き継いだ長谷部茂利監督代行は今シーズンからコーチを務め、内部昇格の形だった。『無失点に抑える守備と複数得点の攻撃』を目指した長谷部体制で、一時は攻守が改善傾向だったものの、第31節・FC岐阜戦の勝利を最後に第37節・徳島ヴォルティス 戦まで2分4敗。その4敗は第34節・ザスパクサツ群馬戦からの4連敗で、4連敗は7連敗を記録した2008年以来でJ2降格後は初だった。
苦境で迎えた前節のV・ファーレン長崎戦は、ともに今季10得点でチーム最多得点者の町田也真人とエウトンが累積警告で出場停止と、さらに厳しい状況だった。だが、第29節・熊本戦以来のスタメンで「自分が前に行って勢いを出そうと思った」と言う佐藤勇人が、こぼれ球に素早く反応し、ペナルティーエリアに飛び込むプレーを披露。チーム全体も攻守でアグレッシブに戦い、スコアレスドローながらも連敗をストップした。だが残り4試合となって、6位・京都サンガF.C.との勝点差が17と開いた千葉は、J1昇格プレーオフ進出の可能性が消滅した。
それでも、佐藤勇は「残り4試合は意地を見せなくちゃいけないし、厳しいチーム状況のなかでもお客さんは見に来てくれているので、やれることをしっかりやって、また来年に希望を持ってもらうように自分たちはやり続けないといけない」と闘志を燃やしている。
また、セレッソ大阪との前回対戦(第6節)ではエウトンが一矢を報いただけで1-2の敗戦だったが、、現在の千葉では当時は出場していなかった若武者2人が躍動している。
1人は、千葉のアカデミーから今シーズン昇格したセンターバックの岡野洵。第36節・松本山雅FC戦で若狭大志の退場処分を受けて交代出場でJデビューした。もう1人は第17節・モンテディオ山形戦の交代出場がJ2デビューだった高校卒2年目の乾貴哉。左サイドバックの阿部翔平と比嘉祐介の負傷欠場もあり、ともに第37節から2試合連続でスタメン出場中だ。
千葉の選手が口々に「個々の能力が高くてJ1レベル」と評するセレッソとの戦いは、4試合連続ノーゴール中のうえにエウトンが引き続き出場停止の千葉にとって、厳しいものとなる。それでも「強いチームと戦うのは楽しみ」と話す選手もおり、乾は「もうここまで来たら勝つしかない。自分のできるプレーをして勝ちます」と自分の強みでもあり、チームが前節で取り戻した球際の強さを発揮してセレッソに挑む。
文・赤沼圭子
ニュース
J2 第39節 千葉戦|相手チーム情報:前節でJ1昇格が絶たれた千葉。ホームでサポーターのために意地を見せ、希望を抱く勝利を目指す
2016年11月3日(木・祝)
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