10月15日(日)2017明治安田生命J1リーグ第29節
サガン鳥栖 - セレッソ大阪 (17:00KICK OFF/ベアスタ)
試合写真・コメントなど チケット
----------

 リーグ優勝は厳しくなったかもしれないが、ACL出場を十分に狙える位置につける5位(第28節終了時点・勝点48)のセレッソ大阪を迎えての一戦となる。鳥栖は8位(同・勝点41)なので、セレッソ大阪のサポーターは多少の実力差があるように感じるだろう。
 しかし、この順位と勝点差がそのまま実力差になる(結果に出る)ほど、サッカーはいやっホームの鳥栖は弱くはない。鳥栖はホーム戦では10勝1分3敗と圧倒的な強さを誇っている。(C大阪のホーム戦戦績9勝3分2敗もすごいですけど…)
 しかも、鳥栖のホーム戦での得点は、全試合の6割以上となるといくら上位のC大阪とはいえ、ホーム戦での強さを認めざるを得ないだろう。ちなみに、セレッソ大阪はアウェイ戦に限ってみると、得点より失点の方が多い。
となると、今節の試合では、攻める鳥栖に対して、防戦に追われるセレッソ大阪とみることができるかもしれない。前節は首位をぶっちぎる鹿島に1-0で勝利している。
 順位は中位でも甘く見るとやけどしますよ。お気を付けください。

 後半戦に入ってから鳥栖は特に攻撃陣が好調である。W杯出場経験のあるイバルボに若手売り出し中の田川亨介に加えて、トップ下に入る水野晃樹が脅威を増している。中盤の選手もどちらかと言えば攻撃的な選手が多いだけに、どこからでもゴールを奪うことができるのである。
 繰り返すが、鳥栖はホーム戦では強いのである。

 そして、その攻撃陣を後押しするのが、リスペクトとエネルギッシュが入り混じるサポーターである。前回のリーグ戦終了時に、尹晶煥監督と水沼宏太選手が鳥栖サポーターにあいさつに来て万雷の拍手とエールを送られたことは忘れられない。両者とも、鳥栖にとってはレジェンドであり、ともに戦ったファミリーである。試合中は厳しくても、試合の前後は拍手で迎えるサポーターが鳥栖の選手を後押しする。
 水沼選手も鳥栖のサポーターに向かってシュートを放つときには、無駄な力が入るだろう。そう考えると、やっぱり鳥栖はホーム戦で無類の力を発揮するのである。
 最後に繰り返させて頂きます。

 やけどにご注意ください。結果は出ていませんが、甘く見ると痛い目に…

文・サカクラゲン