4月11日(水)2018明治安田生命J1リーグ 第7節
川崎フロンターレ - セレッソ大阪 (19:00KICK OFF/等々力)
試合写真・コメントなど チケット
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 J1リーグ戦で横浜FMとのアウェイマッチ(4/8・日)から中2日で、セレッソ大阪戦を迎える川崎フロンターレ。その3日前(4/4・水)には、ACLで上海上港戦とのアウェイマッチを戦っている。さすがにこれだけ試合間隔が詰まってしまうと、戦いは楽ではない。さらに言うと、上海上港との試合前にACLグループステージ敗退が決定してしまっており、メンタル面でも川崎Fはきつい状態にある。

 ということも念頭にあるのか、このセレッソ戦では鬼木達監督は思い切った選手起用を行いそうだ。横浜FM戦からは最大で7選手を入れ替えた形をテストしており、連戦ながらフレッシュな選手が数多く出場する方向で準備が進んでいる。 

 選手はフレッシュな一方で、チーム戦術の浸透と連携がどこまで作れているのか気がかりではあるが、問題となるのは前線の組み合わせで、そういう意味ではBチームの選手同士で紅白戦ではある程度合わせてきた。つまり目新しさのある布陣にはなるのだが、その一方でまるっきり新しい組み合わせというわけでもないという点で、戦えるチームにはなっていそうだ。

 そんな川崎Fで、先発に名前を連ねそうなのが長谷川竜也だ。長谷川はセレッソの印象として「守備的というよりは攻撃的。その相手にどれだけやれるのか」と話す。守備に特化したチームというわけではないという点で、彼の攻撃力は活かせる機会も多そう。「相手が嫌がる攻撃をして結果を出したい」と意気込んでいた。
セレッソには、長谷川とは静岡学園中学・高校の同級生である木本恭生が所属しているが、長谷川は「特に意識はしていない」とのこと。「別に(木本)恭生と対戦するわけではないので」と言い、まずはチームが勝つことをすべてに優先させる、そのためにもゴールという形での結果を出したいと話していた。

 セレッソには、タイトルがかかった直近2試合(昨季ルヴァンカップ決勝、今季FUJI XEROX SUPER CUP)で連敗中。苦手意識がありそうなものだが、中村憲剛を筆頭に「そういったものはあまりない」と話す選手は多かった。逆に小林悠は「タイトルがかかっている試合で負けてる悔しさがあるので。しっかりそこはぶつけたいですね」と話し、モチベーションに変えていた。
 昨季リーグ戦の等々力での試合 では川崎Fが5-1と圧倒しているが、今節はどんな内容になるのか。楽しみなところだ。

文・江藤高志