4月28日(土)2018明治安田生命J1リーグ 第11節
ジュビロ磐田 - セレッソ大阪 (15:00KICK OFF/ヤマハ)
試合写真・コメントなど チケット
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 ジュビロ磐田は、J1リーグの前節は長崎とのホームゲーム(1-2で敗戦)。そこから中2日で再びのホームゲームに、セレッソ大阪を迎える。

 現在、J1リーグはワールドカップによる中断期間まで過密日程が続き、選手にも過酷な状況が強いられている。当然どのチームにおいても同条件と言えるが、ジュビロ磐田は中心選手の離脱が相次ぐ事態に。昨シーズン、ジュビロの原動力となっていたアダイウトンやムサエフといった外国籍選手の長期離脱に加え、4月25日には絶対的なエースでもある中村俊輔も約3週間の離脱と発表された。

 そのため、セレッソ戦に向けての問題点は、前線をどのような組み合わせにするか。中村が負傷する前の第9節・仙台戦までは、1トップの後方に2枚のシャドーを起用する3-4-2-1の布陣をメインで採用していた。負傷後の第10節・長崎戦では、相手の特徴も考慮した中で2トップ(川又堅碁、小川航基)の後方にトップ下を配置する3-5-2の布陣に変更。しかし、試合後に名波浩監督が「まったく機能しなかった」と語ったように、思うような成果を得ることはできなかった。2トップになることで、より前線2人のセットでの動きが重要となってくるが、「誰かのための犠牲心やおとりの動きが足りなかった(名波監督)」ことで、ペナルティーボックス内やその付近で迫力を欠くことになってしまった。まだ試行錯誤している段階の2トップの布陣ではなく、今節はこれまでメインで採用してきた1トップ2シャドー(3-4-2-1)に戻す可能性が高いだろう。

 そこで注目されるのが、中村の代わりを誰が務めることになるかという点だ。その候補として濃厚なのが山田大記。長崎戦翌日の練習で、山田は「中2日でセレッソ戦なので、次に向けて切り替えようとみんなで話した」と話し、セレッソ戦にしっかりと目を向けている。またこの連戦もポジティブに捉えており、「(負けた後に)すぐ試合ができて、すぐ取り返せるという気持ちになれるから、すごく好きなんですよ」と言う。このようなポジティブな気持ちを前面に、アグレッシブなプレーで山田大記がセレッソ大阪に立ち向かっていくことだろう。

文・森亮太